ヴァニラで木村了子、五ノ井愛、三紙シンら「美男子」展

【銀座新聞ニュース=2018年10月30日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は10月30日から11月18日まで木村了子さん、五ノ井愛さんらによる「ヒュラスの柩」を開く。

ヴァニラ画廊で10月30日から11月18日まで開かれる木村了子さん、五ノ井愛さんらの「ヒュラスの柩」のフライヤー。

木村了子(きむら・りょうこ)さん、五ノ井愛(ごのい・あい)さんら9人による「男子」をモチーフにしたグループ展を開く。「愉悦、陰鬱(いんうつ)、憤怒(ふんぬ)、喜々、すべての表情を美しく彩る彼らの官能的な魅力は、私たちの心にも深く刻まれてきた」。

ヴァニラ画廊では「ギリシャ神話に登場する美青年ヒュラスを見た泉のニュムペーたちは、そのあまりの美しさゆえに思わず彼を水の中に引きずり込んでしまったように、少年・青年が内包する美というものは時に狂気を駆り立てるほどの抗いがたい魔力を内包」している。

「少年期の限られた時間に極まる刹那的な美学、うつろいやすくエモーショナルな青年期の儚(もろ)さ、情趣に富んだ優美な男性像」など、今回はそんな男性美をテーマとした絵画や立体作品を展示する。

ウイキペディアによると、「ヒュラス(Hylas)」はヘラクレスがドリュオプス人が非道な人々だったので、ドリュオプス人の王、テイオダマースを殺し、館から孫の幼いヒュラスを奪って、従者として育て、ヒュラスは優れた従者に成長し、ヘラクレスの弓矢持ちを務めた。

その後、ヘラクレスに従ってアルゴナウタイに参加したが、ヘラクレスは森に木を伐りに行き、ヒュラスは近くの泉に水を汲みに行った。そのとき、ニュムペーたちが歌舞団をつくってアルテミスを祭るときであり、ヒュラスが向かった泉のニュムペーたちも水底から水面に上がって来るところで、ヒュラスを発見して、一目で彼の美しさに魅了され、水を汲もうとするヒュラスの手を取って水底に引き込んでしまった。

ヘラクレスはヒュラスの名を呼びながら探したが、発見できず、その間にその他のアルゴナウタイたちは待っていた風が吹いたのでヘラクレスたちがいないことに気づかずに出航した。

ヒュラスは水底でニュムペーたちの夫となった。ヒュラスをさらったニュムペーたちはエウニス、マリス、ニュケイアで、ヘラクレスはヒュラスを探して大声で3度呼ぶと、ヒュラスも3度呼び返したが、水底から叫ぶため、ヘラクレスにはまるで遠くから叫ぶように聞こえた。ヘラクレスは結局発見できず、徒歩でコルキスに向かい、アルゴナウタイたちと再会した。

ニュムペーたちはヘラクレスがヒュラスを探し続けるので、いつか発見されるのではないかと考えて、ヒュラスを木霊に変えてしまった。ヒュラスはヘラクレスの呼び声に何度も声を返したが、結局発見されなかった。

出品するのはエン(En)さん、1971年京都府生まれ、東京芸術大学油画専攻を卒業、1997年同大学大学院を修了した木村了子さん、福島県生まれ、2001年に講談社フェーマススクールズを受講、2002年に文化庁新進芸術家国内研修制度・研修員に選ばれ、2010年から2014年まで国際アート&デザイン専門学校の非常勤講師を務めた五ノ井愛さん。

2000年4月よりドールスペース・ピグマリオンにて吉田良(よしだ・りょう)さんに師事し、2003年から個展を開き、デザインフェスタやグループ展に参加している球体関節人形作家の西條冴子(さいじょう・さえこ)さん、1984年に「別冊マーガレット」で少女マンガ家としてデビューし、1993年に早稲田大学法学部を卒業、1998年に1枚画の仕事に専念し、以来、「ニッポン、ROCK、色」をテーマに現代浮世絵を描いている「女浮世絵師」のツバキアンナ(つばき・あんな)さん。

2011年から制作し、2013年から現在名を使用してイラストに取り組んでいるイラストレーターの電Q(でんきゅう)さん、東京都生まれ、都内を中心にイラスト個展、グループ展、雑貨企画展などを開いているグラフィックデザイナーのネイチ(neychi)さん、2015年からイラストレーターとして活動しているホノジロトヲジ(ほのじろ・とおじ)さん、銅版画家で「人間の苦悩」をモチーフに制作している三紙シン(みかみ・しん)さんの9人。

開場時間は12時から19時(土曜日・日曜日、祝日17時)。入場料は500円。

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