サニーヘルス、「ハロウィン」かぼちゃで腸内環境整え、肌荒れ防止も

【銀座新聞ニュース=2018年10月26日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「ハロウィンといえばかぼちゃ!丸ごと食べて美肌や風邪予防に」を発表した。

夏に収穫されたかぼちゃは、貯蔵し、秋頃にでんぷん質が糖化され完熟状態になるとおいしくなる。かぼちゃに含まれるビタミンA、C、Eは、いずれもノドなどの粘膜や肌の調子を整えるのに効果絶大。

ハロウィンはヨーロッパを起源とする民族行事で、カトリックの諸聖人の日「万聖節」(11月1日)の前の晩である10月31日のイベントとして広がった。語源は「諸聖人の祝日の前夜」を意味する「All Hallow’s eve」が訛って「Halloween」と呼ばれるようになったとされている。

ハロウィンといえば「かぼちゃ」だが、実はハロウィン発祥の地といわれるアイルランドでは、株やじゃがいもが使われていた。この風習がアメリカに伝わると、大量に収穫でき、見た目にもインパクトのあるかぼちゃに変わったといわれている。

野菜の多くは収穫仕立ての新鮮なものが一番おいしいが、かぼちゃに関しては収穫してからしばらく置いたほうがおいしくなる。夏に収穫されたかぼちゃは、1カ月から2カ月貯蔵し、秋頃にでんぷん質が糖化され、完熟状態になることでおいしくなってくる。

糖質(炭水化物)が多く含まれ、高カロリーのイメージがあるため、ダイエッターの中には敬遠している人もいるかもしれないが、日本で多く流通している「西洋かぼちゃ」を例に挙げると、100グラムあたり91キロカロリーある。

煮物などに使う大きめのひと口大サイズがおよそ50グラムなので、2切れ食べただけで100キロカロリー程度になってしまう。それにプラスして調味料のカロリーが加算される。そうみると、かぼちゃは低カロリーとはいいがたく、ダイエット中にたくさん食べるのは危険といえる。

しかし、カロリーばかりに注目するのではなく、栄養素に目を向けてみたい。ダイエット中の肌荒れ防止に、かぼちゃが最適なことを知っているだろうか。かぼちゃに含まれているビタミンA、C、Eは、いずれもノドなどの粘膜や肌の調子を整えるのに効果絶大だ。

これら3つは合わせて「ビタミンエース(ACE)」とも呼ばれており、美容に欠かせない栄養素とされている。しかも、かぼちゃのビタミンCは熱に強く、他の野菜と比較しても加熱による損失が少ないことが特徴だ。

また、冷えがちな女性にうれしい身体を温める効果もあるので、代謝をいつも円滑にしておくためにも、日常的に口にするとよいといえる。量の目安は、煮物なら2切れ程度にして、箸休めの副菜として食べるようにしたい食材という。

食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境を整える作用や便秘対策には最適な食材でもあり、100グラムあたり3.5グラムもの食物繊維が含まれている。かぼちゃの油の吸収率は意外と低く、7%程度で、素揚げした場合、なすなら14%、ししとうなら10%程度の吸油なので、野菜の中では低いほうといえる。

脂肪の摂取量はあくまでも適量を守るべきだが、かぼちゃなど緑黄色野菜に多く含まれるβカロチン(ビタミンA)の吸収率は、油と一緒に摂取することで上がるので、炒める、揚げるなど油を使った調理のほうが、効率的に栄養を摂ることができる。

かぼちゃは種とわたを取り除いて調理をするが、この部分も食べることができるので、捨てずに活用したい。種は漢方に用いられるなど薬効があるとされており、栄養素が高いので、食べずに捨ててしまうのはもったいない。抗酸化作用のある不飽和脂肪酸のオレイン酸、ビタミンE、ポリフェノールの一種で女性ホルモンに似た働きをするリグナンなどが含まれている。

種の食べ方は、まず種を洗い、外れないわたは大雑把に切っておく。大き目の皿やクッキングシートに種を並べ、レンジにかけて乾燥させる。種の量にもよるが、3分から4分が目安となる。

種の水分が蒸発したら、フライパンにオリーブオイルなど好みの油をひき、弱火でこんがり焼き色が付くまで炒める。これに塩をかければおつまみに、砂糖やシナモンパウダーをかければおやつとして食べられる。また、手作りお菓子のトッピングにも使うことができる。

わたは実の部分よりも甘みが強いという特徴を持っている。普段はスプーンなどで取り除いてしまう部位だが、βカロチンが実本体の数倍もの量が含まれており、煮物にするときは、わたを取らずに一緒に煮るようにする。

手軽に取り入れられる方法は、包丁で細かく刻んで味噌汁やスープ、カレーなどに入れる方法で、自然な甘みが出てコクもアップする。パウンドケーキやパンケーキなどに練りこむなど、お菓子作りにも活用することができる。
余すことなく使うことができるかぼちゃを食べて、秋冬の乾燥から肌を守るようにしたい。風邪予防にも効果的なので、特にこれからの季節はお勧めとしている。