京樽寿司調査18年、人気ネタ「サーモン」が「まぐろ赤身」抜く

【銀座新聞ニュース=2018年10月28日】持ち帰り鮨店「京樽」をはじめ、江戸前鮨専門店「すし三崎丸」や回転寿司店「海鮮三崎港」などを展開する京樽(中央区日本橋箱崎町36-2、リバーゲート、03-3527-2860)はこのほど、「すしに関する調査2018」を発表した。

京樽が発表した「すしに関する調査2018」で、寿司デートの経験者は45.2%、経験者に寿司デートで相手をもっと好きになるかと聞くと「そう思う」が25.4%だった。画像は京樽の寿司。

調査は京樽がネットエイジア(中央区新川1-27-8、新川大原ビル、03-3552-8041)の協力によって、20歳から59歳の男女1000人を対象にネットで実施した。11月1日「すしの日」を控えて、寿司に関して調査したもので、2015年から4回目となる。

それによると、すしを食べる頻度は月に1回以上利用する人が「回転寿司店」が31.3%(2017年27.2%、2016年28.7%)、「持ち帰り寿司店」が10.7%(同10.1%、同11.3%)、「個人経営の寿司店」が6.3%(同6.9%、同4.3%)と回転寿司と持ち帰り寿司が増えたのに対して、個人経営店が減少した。

また、「宅配寿司店」は3.0%(同2.2%)、「コンビニ・スーパー」は38.7%(同38.1%)と微増にとどまった。ただ、全体としては、コンビニやスーパー、回転寿司店がよく利用される流れが続いている。

回転寿司店、持ち帰り寿司店、個人経営の寿司店のいずれかで、すしを月に1回以上食べる割合を男女別にみると、男性が33.8%(同34.0%、同35.4%、2015年33.8%)、女性が37.6%(同31.2%、同34.4%、同34.2%)で、女性の方がやや多かった。

普段のデートですしを食べに行く場合に、想定する1人あたりの料金を聞いたところ、「5000円から1万円未満」が26.1%(同30.5%、同23.8%)でもっとも多かった。次いで「3000円から4000円未満(2016年は3000円から5000円未満)」が22.9%(2017年20.9%)で、平均は4383円、男性が4722円(2017年4323円)、女性が4044円(3993円)だった。

「すし」ランチについては、「1000円から1500円未満」が32.8%、「1500円から2000円未満」が21.9%で、平均額は1669円だった。男女別に平均額をみると、男性が1623円、女性が1715円だった。

江戸前寿司で好きなすしネタを聞いたところ、1位は「まぐろ・中とろ」が45.5%(2017年51.7%で1位、2016年43.7%で3位)で2年連続1位、2位が昨年の3位から上昇した「サーモン」の45.3%(同46.8%、同46.6%で1位)、3位が2位から下げた「まぐろ・赤身」の41.9%(46.9%、43.8%で2位)だった。また、4位が「はまち」33.2%(昨年は9位)、5位が「とろサーモン」32.7%(2017年8位)だった。

一方、上方鮨で好きなすしネタを聞いたところ、1位が「いなりずし」の32.0%(33.6%、42.1%、43.9%)で4年連続で1位、2位が3位から上がった「さばの押しずし」の26.7%(22.4%、22.9%で2年連続3位)、3位が2位から下がった「ちらしずし」の25.6%(23.1%、31.7%で2年連続2位)、4位が「バッテラ」の18.2%(2017年19.1%で4位、2016年18.1%の5位)、5位が「あなごの押しずし」の17.8%(2017年17.1%で5位、2016年は6位以下)だった。

寿司を食べる際に、「手を使う」が21.7%、「はしを使う」が78.3%と圧倒的にはしを使う人が多かった。

寿司にしょう油をつける際に、ネタにつける人が77.6%、シャリ(メシ)につける人が22.4%だった。「サビ入り」については78.7%がサビ入りを好み、「サビ抜き」が21.3%だった。

「すし好き」について「あてはまる」と回答した人が88.0%(85.8%、88.4%、86.9%)で、ほぼ横ばいで推移、また「すし通」について「そう思う」と答えた人が9.6%(6.5%、5.1%)だった。

11月1日は「すしの日」を知っている人の割合をみると、「あてはまる」が6.1%(同6.7%)にとどまっている。

寿司店で会計時に「会計」という人が68.9%、「おあいそ」という人が31.1%だった。