日航が羽田、成田で平成最後の初日の出ツアー

【銀座新聞ニュース=2018年11月20日】国内航空業界第2位の日本航空グループの旅行会社、ジャルパック(品川区東品川2-4-11、野村不動産天王洲ビル)は11月20日から順次、「2019初日の出 初富士フライト」ツアーを販売した。

日航が2019年1月1日に実施する平成最後の初日の出初富士フライトツアー。画像はイメージ。

2009年からはじめた「初富士フライト」ツアーは2019年で11回目となり、羽田発着便と成田発着便を設定している。20日発売の羽田発着便は「ジャル・スカイ・ネクスト(JAL SKY NEXT)」(ボーイング767-300ER型機)の機材で運航する。

21日10時30分発売の成田発着便は、成田国際空港との共同企画により、国際線欧米路線に就航している「ジャル・スカイ・スイート(JAL SKY SUITE)787」(ボーイング787-9型機)の機材で運航する。

ウイキペディアによると、初日の出とは1月1日(元日)の日の出(太陽が水平線や地平線から姿を現す様)のことで、日本では1年に1度の最初の夜明けとしてめでたいとされる。この習慣は日本古来のものであるが、明治以降に盛んになったといわれている。「四方拝(しほうはい)」という天皇の元旦の儀式が始まりで、それが庶民の間に現在の形で広まり、初日の出を拝むという習慣になった。

「四方拝」は元日5時30分に、今上天皇が束帯を着用し、皇居の宮中三殿の西側にある神嘉殿の南側の庭に設けられた建物の中に入り、伊勢の神宮の皇大神宮、豊受大神宮の両宮に向かって拝礼した後、続いて四方の諸神を拝する。

一方、全国各地に初日の出スポットがあり、水平線を見渡せる海岸や山頂、展望台、高層建築物(高層ビルや高層マンション、電波塔など)の最上階や屋上などである。初日の出の際に、願いごとやその年の決意などを祈ることが多い。

季節柄、曇りや雨、雪の多い日本海側よりも、晴天の多い太平洋側の方が見られる確率が高い。富士山(剣ヶ峰)は日本本土でもっとも早い初日の出が見られる場所で、毎年6時24分頃になっている。

羽田空港発着便(JAL1911便、定員230人)は1月1日5時45分ころ出発し、富士山上空、南アルプス、栃木県日光上空を回り、8時ころに着陸する。搭乗客は「2019初日の出フライト搭乗証明書付き」がもらえ、おせち風弁当・お茶、升酒が付く(ファーストクラスはシャンパンのミニボトル付き)、紅白まんじゅう。

ファーストクラス(ジャルカード会員限定)、クラスJ、普通席の3クラスあり、費用(おとな、こども同額)はファーストクラスが窓側から2席で15万円(2人分)、窓側を含まない1席で5万5000円(1人分)。クラスJが窓側から2席で11万円(2人分)、窓側を含まない席4万円(1人)。

普通席が窓側から2席9万2000円(2人分)、窓側を含まない席3万円(1人)。翼上の席が窓側から2席8万8000円(2人分)、窓側を含まない席2万7000円(1人)。

成田空港発着便(JAL3111便、定員220人)は5時40分ころ出発し、館山沖上空、富士山上空、伊豆諸島上空を飛行し、8時ころに着陸する。搭乗客は「2019初日の出フライト搭乗証明書付き」で、おせち風弁当・お茶付き、紅白まんじゅう付き、(ビジネスクラスはシャンパンのミニボトル付き)。

ビジネスクラス(ジャルマイレージバンク会員限定)、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの3クラスあり、費用(おとな、こども同額)はビジネスクラスが窓側から2席で13万円(2人分)。

プレミアムエコノミークラスが窓側から2席で11万円(2人分)、窓側を含まない席4万円(1人)。翼上が窓側から2席で9万6000円(2人分)、窓側を含まない席3万5000円(1人)。

エコノミークラスが窓側から2席8万8000円(2人分)、窓側を含まない席2万8000円(1人)。翼上が窓側から2席で8万4000円(2人分)、窓側を含まない席2万5000円(1人)。

問い合わせ、申し込みはジャルパック「初日の出」専用ダイヤル(050-3155-3308)で、営業時間は9時から18時。すでに一部は販売終了している。