銀座三越で新潟県産「ル レクチエ」スイーツ、花角県知事も

【銀座新聞ニュース=2018年11月28日】新潟県(新潟県新潟市中央区新光町4-1、025-285-5511)は11月28日から12月4日までの7日間、銀座三越(中央区銀座4-6-16、03-3562-1111)の地下2階と地下3階ギンザフードガーデンで「新潟フェア」を開いている。

新潟県が11月28日から12月4日までの7日間、銀座三越で開いている「新潟フェア」で販売されるスイーツに使われる「ル レクチエ」。

新潟県産の西洋なし「ル レクチエ」は、早出し競争による品質低下を防ぐため、JAグループの自主的な取り組みとして販売解禁日を設けており、11月21日を販売解禁日とした。

「新潟フェア」は「ル レクチエ」やブランド米の「新之助」、日本酒などを中心に、新潟の味や人気店のパティシエが考案したオリジナルスイーツ、越後の和菓子などを販売している。

その中で、「ル レクチエ」を使ったスイーツ「ル レクチエの今だけスイーツ」をを販売している。「明治記念館 菓乃実の杜」のババロア、ジュレ、クリーム、シュトロイゼルと合わせた「ル レクチエのカップデザート」(1個税込562円)、「サン・フルーツ」の甘さ控えめの生クリーム、スポンジを使った「ル レクチエのショートケーキ」(1個756円)、「日本橋 千疋屋総本店」の口どけのいいフロマージュムースを合わせた「ル レクチエのデザート」(1個702円)など。

「新潟フェア」で販売される「ル レクチエ」を使ったカップデザート。

「ル レクチエ」は皮が薄く、傷つきやすいデリケートな性質のため、栽培には繊細な技術と環境が求められ、生産量も限られ、出荷時期が約1カ月と短いため、希少価値が高く、高価なものになると1玉4000円が付けられるものもある。

他の西洋なしと比べて追熟(ついじゅく)期間が長く、例えば、「ラ・フランス」の追熟期間は15日から20日間ほどだが、「ル レクチエ」は約40日間を要する。10月中旬から下旬ごろに収穫され、追熟庫において10度Cから15度Cで管理することによって、表皮が緑色から山吹色に変化し、高い糖度ととろけるような果肉、独特な甘い香りが生まれる。

「ル レクチエ」はフランス生まれの西洋なしで、日本では1903(明治36)年に新潟県で栽培されはじめ、当初、栽培に試行錯誤を繰り返していたが、デリケートな果実をひとつひとつ袋をかけて栽培するなど、産地をあげて本格的な栽培に取り組み、平成に入った頃に、安定的に出荷できるようになった。

新潟県は本国フランスをもしのぐ「ル レクチエ」の一大産地へと発展し、現在、国内における「ル レクチエ」の8割が新潟県で生産され、県における「ル レクチエ」の年間生産量は約1600トンにのぼる。

12月1日16時から地下3階で6月に新潟県知事に就任した花角英世(はなずみ・ひでよ)さんが登場してトップセールスをする。また、先着100人に「ル レクチエ」1個をプレゼントする。

営業時間は10時30分から20時。