スバル座「輪違屋糸里」藤野涼子、溝端淳平ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2018年12月11日】中堅映画配給会社のアークエンタテインメント(文京区小日向2-11-11、03-5940-6015)は12月15日から有楽町スバル座(千代田区有楽町1-10-1、03-3212-2826)で一般公開する「輪違屋糸里 京女たちの幕末」の初日に藤野涼子さん、溝端淳平さんらによる舞台あいさつを開く。

12月15日から一般公開される「輪違屋糸里 京女たちの幕末」((C)2018 銀幕維新の会/「輪違屋糸里」製作委員会)。

15日10時30分の回上映前に、監督の加島幹也(かしま・みきや)さんをはじめ、芸者の「天神糸里」役の藤野涼子(ふじの・りょうこ)さん、新選組副長「土方歳三」役の溝端淳平(みぞばた・じゅんぺい)さん、芹沢鴨の家来「平山五郎」役の佐藤隆太(さとう・りゅうた)さん、新選組筆頭局長「芹沢鴨」役の塚本高史(つかもと・たかし)さんが舞台に登場してあいさつする。

「輪違屋糸里(わちがいや・いとさと)京女たちの幕末」は直木賞作家の浅田次郎(あさだ・じろう)さんが2002年8月号から2004年2月号まで月刊小説誌「オール読物」(文芸春秋)に連載され、2004年に上下2巻で単行本が刊行(2007年に文庫本化)された「輪違屋糸里」が原作で、2007年9月に2夜連続でTBS系で放送された。

物語は幕末・京都の花街で島原輪違屋に身を置く天神糸里は新選組の土方歳三に恋心を抱いていているところからはじまる。糸里と仲のよい桔梗屋の芸妓・吉栄は芹沢鴨の腹心である平山五郎と恋仲にあった。初期の新選組では近藤勇と芹沢の2人の局長が存在し、それぞれの派閥が対立していたが、それは農民の家に生まれた近藤と武士出身の芹沢という超えることはできない壁でもあった。やがて芹沢の暗殺計画が持ち上がり、男たちが抗争を繰り広げる中、糸里ら女たちも男たちに翻弄されていく。

加島幹也さんは1956年京都府生まれ、1978年に京都産業大学経済学部を卒業、1981年に東映京都撮影所入所、1982年に京都映画助監督部に入社、1991年に「鞍馬天狗」で監督デビューし、1991年に「鬼平犯科帳」、1992年に「喧嘩屋右近」、1995年から2002年まで「部長刑事シリーズ」、1994年から2006年まで「歴史街道」、2005年に「デザイナー」、2006年に「いのちの現場から」、2008年に「京都へおこしやす」、2009年に「阿修羅の涙興福寺」などのテレビ番組を手がけている。

チケットはチケットぴあを通じて一般発売しており、料金は全席指定で2000円均一。