江戸の会、建築家の前川康が大震災への心構えを語る

【銀座新聞ニュース=2012年3月27日】「懐かしい江戸へいらっしゃいの会」(事務局・港区六本木7-8-8、03-3479-3644)は4月8日18時から銀座会議室三丁目(中央区銀座3-7-10、銀座アネックスビル2階)で「第95回懐かしい江戸へいらっしゃいの会」を開催する。

「懐かしい江戸へいらっしゃいの会」は約15年前に浄土真宗本願寺派「妙泉寺」(中央区築地4-14-18)の建て替えに際して、本堂で一夜を語り明かす会を開催したところ、参加者からの要望で定期的に開くようになり、参加者が増えたため文祥堂ホールに移して年間5回程度開催してきた。しかし、文祥堂ホールが2010年8月末をもって閉鎖されたため、第89回から銀座会議室三丁目に移して続けてきた。

2011年は東日本大震災の影響を受け、その後例会を3月以降中止し、9月から再開した。今回は2012年としては第2回目となり、「前川建築研究室」代表で、NPO(特定非営利活動)法人「伝統構法の会」会長の前川康(まえかわ・やすし)さんが「揺れ、震動を熟知する、いつかくる不安のおびえに備える心」と題して、大震災の備えについて語る。

前川康さんは岩手県奥州市の歴史公園「藤原の郷」の建築や、その中にある「伽羅御所(きゃらごしょ)」の復元、大洲城天守(愛媛県)の復元などを手がけている。

前川康さんは1942年静岡県生まれ、株式会社前川建築研究室代表取締役で、NPO法人「伝統構法の会」会長、2005年に「第1回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞」を受賞している。

時間は18時から21時で、料金は弁当込みで4000円。申し込み、問い合わせは「懐かしい江戸へいらっしゃいの会」まで。