セイコーが銀座に時計スクエア、4フロアで

【銀座新聞ニュース=2018年12月18日】国内時計業界第3位、国内精密機器業界第8位のセイコーホールディングス(中央区銀座1-26-1、03-3563-2111)傘下のセイコーウオッチ(中央区銀座1-26-1、03-3564-2111)は12月20日に「セイコードリームスクエア」(中央区銀座4-4-10)を開業する。

セイコーウオッチが12月20日に開業する「セイコードリームスクエア」の店内のイメージ。

セイコードリームスクエアは1階から4階のフロア(185平方メートル)のうち、1階では和光の時計塔の内部空間をコンセプトとしたミュージアムとし、2階はセイコーの主力ブランドで、スポーツ、アウトドア向け「プロスペックス」、3階が100年を超える機械式時計「プレザージュ」と女性用時計「ルキア」、4階がGPSソーラーウォッチ「アストロン」の時計が持つ、それぞれの世界観に触れる。

セイコーウオッチは銀座では和光本館(銀座4丁目)、セイコープレミアムブティック 銀座(銀座7丁目)、セイコーブティック(銀座シックス=GINZA SIX)と合わせ4拠点体制となる。

セイコーホールディングスの創業時の旧服部時計店は1881年12月に服部金太郎(はっとり・きんたろう、1860-1934)が創業した輸入時計、宝飾品の販売店で、1892年に「精工舎」を設立し、掛時計を生産し、1913年に腕時計を製造、精密機器、電子部品、電子機器メーカーとして発展し、世界のセイコーの礎を築き、「日本の時計王」とも呼ばれた。

1917年に会社化された「株式会社服部時計店」は1983年に株式会社服部セイコー、1997年にセイコー株式会社への改称を経て、2001年に純粋持株会社となり、2007年にセイコーホールディングス株式会社に改称した。

戦前・戦中はカメラの輸入代理店、国内メーカーの代理店、小売業者としても有力業者であり、当時創業した国内メーカーの多くが同店から創業資金を得ていた。例えば、現在でも光学ガラスメーカーのオハラの筆頭株主(セイコーホールディングスの子会社であるセイコーインスツルおよび京橋起業の持分を合わせると47%強)だが、しかし、カメラの代理店業務、小売からは戦後しばらくして撤退した。現在もウォッチが連結売上高の50%以上を占めている。

営業時間は10時30分から19時。年末年始を除いて無休。