トリップ神社2018、1位伊勢、2位高野山は3年連続、3位に永観堂

【銀座新聞ニュース=2018年12月21日】大手旅行サイトのトリップアドバイザー(渋谷区恵比寿4-20-3、恵比寿ガーデンプレイス、03-4510-3100)はこのほど、「旅好きが選ぶ!日本の神社仏閣ランキング2018」を発表した。

トリップアドバイザーが発表した「旅好きが選ぶ!日本の神社仏閣ランキング2018」で3年連続で1位にランキングされた「伊勢神宮」。

「日本の神社仏閣ランキング」は2016年からはじめられたランキングで、今回は2017年10月から9月の1年間に投稿された日本国内の神社仏閣や聖地、霊場に対する全言語の口コミを、評価点(5段階) や投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計している。日本には約8万カ所の神社と7万7000カの寺院があるとされている。

1位には、2013年の式年遷宮後も引き続き人気となっている「伊勢神宮」(三重県、伊勢神宮外宮の評価も合算)が3年連続で選ばれ、2位にも2015年に開山1200年を迎え、大法会や特別開帳などのイベントも行われた「高野山」(和歌山県、金剛峯寺、高野山奥之院、高野山壇上伽藍の評価を合算)が3年連続で選ばれ、3位には「禅林寺永観堂」(京都府京都市)が大幅に躍進した。

同じく3年連続で2位の「高野山」。

上位30カ所のランキング全体では、14社が初登場で、エリア別にみると、東北地方3社、中部地方4社(北陸2、甲信越2)、近畿地方6社、中国・四国地方1社、と日本各地からランクインした。全体でみると、近畿地方が15社ともっとも多く、半数を占めている。

1位の伊勢神宮については、「外宮、内宮へ参拝しました。他の神社とは違う荘厳な雰囲気を感じました。一歩鳥居をくぐると、別世界のような感覚です」という投稿が寄せられている。

2位の高野山については、「高野山はとても広く、高野山で行くべきオススメスポットは、壇上伽藍、金剛峯寺、奥の院の最低3カ所です」との口コミが投稿されている。

同じく2017年の17位から3位に大躍進した「禅林寺永観堂」。

3位の禅林寺永観堂については、「京都でも屈指の紅葉の名所ですが、5月の青紅葉もため息が出るほどの絶景でした。回廊や庭園、多宝塔、どのポイントも見事」との投稿があった。

ウイキペディアによると、「伊勢神宮」は太陽を神格化した天照坐皇大御神(あまてらし・ますすめ・おおみかみ、天照大御神=あまてらす・おおみかみ)をまつる皇大神宮(こうたいじんぐう)の「内宮(ないくう)」が第11代天皇にあたる垂仁天皇(すいにん・てんのう、紀元前69-紀元後70)26年(紀元前4年)。

衣食住の守り神である豊受大御神(とようけの・おおみのかみ)をまつる豊受大神宮(とようけ・だいじんぐう)「外宮(げくう)」が雄略天皇(ゆうりゃく・てんのう、419-479)22年(478年)に創建され、皇室の氏神として、天皇以外の奉幣(ほうへい、天皇の命により、神社・山陵などに幣帛=へいはく、捧げ物=を奉献すること)が禁止されていた。

明治天皇(めいじてんのう、1852-1912)が在位中の天皇としては1000年ぶりに参拝し、大日本帝国政府により全国神社の頂点の神社として位置付けられ、大東亜戦争(1941年から1945年)後は、宗教法人「神社本庁」発足により、全国神社の本宗とされ、内宮前に「神宮司庁」がある。

1967年に首相(当時)の佐藤栄作(さとう・えいさく、1901-1975)が参拝して以来、現職内閣総理大臣と農水大臣が主に1月4日の仕事始めに参拝するのが慣例となっている。

伊勢神宮において行われる式年遷宮(定期的に行われる遷宮)は原則として20年ごとに、内外両宮の正宮の正殿を始めとする別宮以下の諸神社の正殿を造替して神座をうつし、宝殿、外幣殿、鳥居、御垣など計65棟の殿舎といった全社殿を造替する他、装束・神宝、宇治橋なども造り替える。

飛鳥時代に天武天皇(てんむ・てんのう、631-686)が定め、持統天皇(じとう・てんのう、645-703)4年(690年)に第1回が行われた。その後、戦国時代の120年以上に及ぶ中断や幾度かの延期などはあったものの、1993年の第61回式年遷宮まで、およそ1300年間行われ、2013年には第62回式年遷宮が行われた。

「高野山」は平安時代の819年頃より空海(くうかい、774-835)が修行の場として開いた高野山真言宗の金剛峯寺(こんごうぶじ)の寺院で、比叡山と並び日本仏教における聖地とされている。現在は「壇上伽藍」と呼ばれる根本道場を中心とする宗教都市を形成している。山内の寺院数は高野山真言宗総本山金剛峯寺(山号は高野山)をはじめ117カ寺に及び、その約半数が宿坊を兼ねている。

地名としては、八葉の峰(今来峰=きんらいほう、宝珠峰=ほうじゅほう、鉢伏山=はちぶせやま、弁天岳=べんてんだけ、姑射山=こやさん、転軸山=てんじくさん、楊柳山=ようりゅうさん、摩尼山=まにさん)と呼ばれる峰々に囲まれた盆地状の平地の地域を指し、転軸山、楊柳山、摩尼山の3山は「高野三山」と呼ばれる。2004年7月7日に高野山町石道と山内の6つの建造物が熊野、吉野・大峯と共に「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録された。

「禅林寺永観堂」は浄土宗西山禅林寺派総本山の寺院で、一般には通称の「永観堂」の名で知られる。山号を聖衆来迎山(しょうじゅらいごうさん)、院号を無量寿院と称する。本尊は阿弥陀如来、開基(創立者)は、空海の高弟の真紹(しんしょう、しんじょう、797-873)である。紅葉の名所として知られ、古くより「秋はもみじの永観堂」といわれる。また、京都に3カ所あった勧学院(学問研究所)の一つでもあり、古くから学問(論義)が盛んである。

真紹僧都(そうず)が、都における真言の道場の建立を志し、毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ、華厳経などの教主で、あまねく全宇宙を照らす存在としての仏であり、密教では大日如来をさす)と四方四仏を本尊とする寺院を建立したのが起源とされている。真紹は仁寿3(853)年、歌人・文人であった故・藤原関雄(ふじわらの・せきお、805-853)の山荘を買い取り、ここを寺院とすることにした。

当時の京都ではみだりに私寺を建立することは禁じられており、10年後の貞観5(863)年、当時の清和天皇(せいわ・てんのう、850-881)より定額寺としての勅許と「禅林寺」の寺号を賜わって公認の寺院とされた。

当初、真言の道場として出発した禅林寺は、中興の祖とされる7世住持の永観(ようかん、1033-1111)の時に念仏の寺へ変化を遂げる。永観は文章博士(もんじょうはかせ)の源国経(みなもとの・くにつね)の子として生まれ、11歳で禅林寺の深観(しんかん、花山天皇=かざん・てんのう、968-1008=の皇子)に弟子入りし、東大寺で南都六宗のうちの三論宗を学んだ。

三論宗には奈良時代の智光(ちこう、709-780)以来の浄土教の思想があるが、浄土の教えに感動した永観はやがて阿弥陀信者となり、日課一万遍の念仏を欠かさず、深観の跡を受けて延久4(1072)年に禅林寺に戻った。永観は人々に念仏を勧め、また、東五条の悲田院の近くの薬王寺に阿弥陀像を安置して、病人救済などの慈善事業も盛んに行なった。禅林寺を永観堂と呼ぶのは、この永観律師が住したことに由来する。

禅林寺の本尊阿弥陀如来立像は、顔を左(向かって右)に曲げた特異な姿の像である。この像については永保2(1082)年、当時50歳の永観が日課の念仏を唱えつつ、阿弥陀如来の周囲を行道していたところ、阿弥陀如来が須弥壇(しゅみだん、仏教寺院において本尊を安置する場所)から下り、永観と一緒に行道を始めた。驚いた永観が歩みを止めると、阿弥陀如来は振り返って一言、「永観遅し」と言ったという。本寺の阿弥陀如来像はそれ以来、首の向きが元に戻らず、そのままの姿で安置されているという。

禅林寺12世の静遍僧都(じょうへん・そうず、1166-1224)は、もと真言宗の僧で、当初は法然(ほうねん、1133-1212)を批判していたが、後に法然に帰依して念仏門に入った。法然は禅林寺に住したことはないが、静遍は禅林寺11世を法然に譲り、自らは12世を称した。法然の高弟の証空(西山上人、しょうくう、1177-1247)も、静遍の後を嗣いで当寺に住持したと伝えられている。

証空の門弟の浄音(じょうおん、1201-1271)の時代に、禅林寺は浄土宗西山派(小坂流)の有力寺院となり、浄音が興した西谷(せいこく)流の拠点の一つとして光明寺とともに栄えた。

明治9(1876)年には禅林寺は浄土宗西山派の東本山となる。だが、大正8(1919)年に浄土宗西山派はそれぞれの考えの違いから浄土宗西山光明寺派(西山浄土宗)、浄土宗西山禅林寺派、浄土宗西山深草派の3つに分裂した。

日本の神社仏閣ランキング2018上位20カ所(カッコ内は2017年順位、初は初登場、-は過去に30以下にランキングされたことがある)
1位 (1)  伊勢神宮    (三重県伊勢市)
2位 (2)  高野山        (和歌山県高野町)
3位 (17)   禅林寺永観堂 (京都府京都市)
4位 (3)       厳島神社    (広島県廿日市市)
5位 (5)     出雲大社    (島根県出雲市)
6位 (24)   榛名神社         (群馬県高崎市)
7位 (9)     三峰神社    (埼玉県秩父市)
8位 (初)        長谷寺            (奈良県桜井市)
9位 (11)        三十三間堂  (京都府京都市)
10位 (初)      中尊寺            (岩手県平泉町)
11位(21)  唐招提寺        (奈良県奈良市)
12位(11)  東大寺         (奈良県奈良市)
13位 (初)      岩木山神社    (青森県弘前市)
14位(22)  宇佐神宮        (大分県宇佐市)
15位(-)  法隆寺          (奈良県斑鳩町)
16位(初)  大本山永平寺 (福井県永平寺町)
17位(初)  建仁寺            (京都府京都市)
18位(18) 仁和寺            (京都府京都市)
19位(初)  円通院           (宮城県松島町)
20位(-)    東福寺           (京都府京都市)

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