ピカデリ「十二人の死にたい子ども」杉咲花、新田真剣佑ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年1月20日】アメリカ映画業界第3位、ワーナー・ブラザースグループの日本の映画配給会社、ワーナー・エンターテイメント・ジャパン(港区西新橋1-2-9、日比谷セントラルビル)の「ワーナー・ブラザース映画」は1月26日に丸の内ピカデリー(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、03-3201-2881)で「十二人の死にたい子どもたち」に出演している杉咲花さん、新田真剣佑さんらによる舞台あいさつを開く。

1月25日から一般公開される「十二人の死にたい子どもたち」((C)2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会)。

26日11時10分の回上映終了後、12時5分の回上映終了後、15時の回上映前、15時40分の回上映前に、監督の堤幸彦(つつみ・ゆきひこ)さんをはじめ、「アンリ(7番)」役の杉咲花(すぎさき・はな)さん、「シンジロウ(5番)」役の新田真剣佑(あらた・まっけんゆう)さん、「ノブオ(9番)」役の北村匠海(きたむら・たくみ)さん、「サトシ(1番)」役の高杉真宙(たかすぎ・まひろ)さん、「メイコ(6番)」役の黒島結菜(くろしま・ゆいな)さん。

「リョウコ(4番)」役の橋本環奈(はしもと・かんな)さん、「マイ(11番)」役の吉川愛(よしかわ・あい)さん、「タカヒロ(8番)」役の萩原利久(はぎわら・りく)さん、「ケンイチ(2番)」役の渕野右登(ふちの・ゆうと)さん、「セイゴ(10番)」役の坂東龍汰(ばんどう・りゅうた)さん、「ミツエ(3番)」役の古川琴音(ふるかわ・ことね)さん、「ユキ(12番)」役の竹内愛紗(たけうち・あいさ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「十二人の死にたい子どもたち」は日本SF大賞を受賞した冲方丁(うぶかた・とう)さんが「別冊文芸春秋」に2015年7月号から2016年7月号までに連載し、2016年10月15日に文芸春秋より単行本化された同名のミステリー小説が原作で、2018年10月10日に文春文庫化された。

発案は10年以上前で、「自殺サイト」を知ったことが執筆のきっかけで、「マルドゥック・スクランブル」や「天地明察」などのSFや時代ものを手掛けてきた冲方丁さんの初めてとなる長編ミステリーで、海外で過ごした少年時代の体験がもとになっている。熊倉隆敏(くまくら・たかとし)さんの作画によりコミカライズされ、「good!アフタヌーン」(講談社)にて、2017年7月号から2018年12月号まで連載された。

物語は閉鎖された病院を舞台に、それぞれの理由で安楽死をするため集まった12人の少年少女が、そこにいるはずがない13人目の少年の死体を見つけたことから始まる犯人捜しと、その過程で少年少女たちの死にたい理由が徐々に明らかになっていくことで、変化していく人間関係や心理を描いている。

堤幸彦さんは1955年三重県四日市市生まれ、法政大学社会学部社会学科を中退、東放学園専門学校放送芸術科に入学し、放送業界に入る。アシスタントディレクターを経て、TBS「エキスポ(EXPO)スクランブル」や日本テレビ「コラーッ!とんねるず」(1985年から1989年)のディレクターを務め、1986年に秋元康(あきもと・やすし)さんと会社「ソールド・アウト(SOLD OUT)」を設立した(後に、退社し、「オフィスクレッシェンド」に所属)。

1988年にオムニバス作品「バカヤロー! 私、怒ってます」の第4話「英語がなんだ」で劇場映画監督としてデビューし、1989年にアメリカ・ニューヨークに渡り、1年半滞在する間にオノ・ヨーコさんの映画「ホームレス(Homeless)」を監督し、1995年に日本テレビ「金田一少年の事件簿」シリーズで注目され、2000年にTBS「池袋ウエストゲートパーク」、テレビ朝日「トリック(TRICK)」、2010年にTBS「スペック(SPEC)-警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」シリーズなどを監督した。

2006年に「明日の記憶」、2008年に「まぼろしの邪馬台国」などシリアスな作品や、2012年にTBS「ケセンヌマ・ボイス(Kesennuma,Voices.)東日本大震災復興特別企画-堤幸彦の記録」などの社会派作品も手掛けている。2010年に愛知工業大学客員教授に就任している。

チケットはすでにチケットぴあを通じて最速抽選・プレミアムを発売中で、最速抽選・プレミアムは21日11時締め切り。先行抽選は22日11時締め切り、23日10時から一般発売する。料金は全席指定で2000円均一。