セイコーが銀座7丁目に「グランドセイコー」専門店

【銀座新聞ニュース=2019年2月11日】国内時計業界第3位、国内精密機器業界第8位のセイコーホールディングス(中央区銀座1-26-1、03-3563-2111)傘下のセイコーウオッチ(中央区銀座1-26-1、03-3564-2111)は2月15日に「グランドセイコーブティック 銀座」(中央区銀座7-9-16、03-3562-3800)を開業する。

セイコーウオッチが2月15日に開業する「グランドセイコーブティック 銀座」の店内のイメージ。

「グランドセイコーブティック 銀座」は2015年7月に開業した「セイコープレミアムブティック 銀座」を改装したもので、「セイコープレミアムブティック」時代はセイコーの3つの高級帯腕時計ブランドのグランドセイコー、クレドール、ガランテを取り扱う専門店だった。

2017年にスイスの高級腕時計に対抗するため、セイコーから独立ブランド化した(SEIKOのロゴを外す)「グランドセイコー」のみを取り扱う「グランドセイコーブティック」として、新たにリニューアルオープンする。

「グランドセイコーブティック 銀座」は、ブランドカラー「紺色」を基調にデザインされ、85平方メートルの売り場面積に「グランドセイコー」のフルライン、約200点の商品を取り揃え、約160点を陳列している。

セイコーウオッチは銀座では和光本館(銀座4丁目)、グランドセイコーブティック 銀座(銀座7丁目)、セイコーブティック(銀座シックス=GINZA SIX)と合わせ4拠点体制となっている。

「グランドセイコー」は日本国内で部品生産から組み立てまで一貫して専門の時計師集団によって作られている腕時計で、毎年、スイスのバーゼル・フェアで新作コレクションを発表し、最高レベルの実用腕時計ブランドとして知られる。

ブランドのコンセプトは「最高の普通」と「実用時計の最高峰」で、 初代モデルは1960年に旧諏訪精工舎(現セイコーエプソン)が、最高級モデルとしていた「ロードマーベル」のさらに上のクラスのラインとなる国産最高級機械式腕時計として開発された。

初期は諏訪製の在来高級モデルの精度と外装仕上げを高度化したものだったが、1960年代を通じて、当時のセイコーグループのもう一つの腕時計製造部門、東京・亀戸の第二精工舎(現セイコーインスツル)でも並行して開発を手掛け、諏訪、亀戸両社の系列内競合開発過程で、専用の高精度・高振動ムーブメントと質実剛健な外装デザインによる、独特のキャラクターを確立した。

ウイキペディアによると、グランドセイコーは、長年、基本が変わらない普遍的なデザインを踏襲しつつ、その時々における最高の技術を導入して作られている。常に高い精度、信頼性と仕上げを追究し、スーツなどのフォーマルなスタイルにもカジュアルにも似合うシンプルで上質なデザインが特徴とされている。

また、セイコーが27年間かけて完成させた、機械式、クォーツに続く第3の時計駆動方式である「スプリングドライブ」を採用し、機械式、クォーツ、スプリングドライブの3つの駆動装置をつくることができる時計メーカーとして世界で唯一となっている。スイスの高級腕時計メーカーからスプリングドライブの供給を打診されたが、セイコーは断ったといわれている。現在、クォーツとスプリングドライブはエプソン、機械式は盛岡セイコーが生産している。

ロレックスをはじめとするスイス高級時計メーカーは自社製品がスイス公認クロノメーター規格の検査に合格することが、高級時計である証のひとつとしているが、セイコーは公認クロノメーター規格よりさらに厳しい検査基準を制定し、これを「グランドセイコー規格」(GS規格)とし、1960年代中期以降のグランドセイコーはすべてGS規格に合格している。

セイコーホールディングスの創業時の旧服部時計店は1881年12月に服部金太郎(はっとり・きんたろう、1860-1934)が創業した輸入時計、宝飾品の販売店で、1892年に「精工舎」を設立し、掛時計を生産し、1913年に腕時計を製造、精密機器、電子部品、電子機器メーカーとして発展し、世界のセイコーの礎を築き、「日本の時計王」とも呼ばれた。

1917年に会社化された「株式会社服部時計店」は1983年に株式会社服部セイコー、1997年にセイコー株式会社への改称を経て、2001年に純粋持株会社となり、2007年にセイコーホールディングス株式会社に改称した。

戦前・戦中はカメラの輸入代理店、国内メーカーの代理店、小売業者としても有力業者であり、当時創業した国内メーカーの多くが同店から創業資金を得ていた。例えば、現在でも光学ガラスメーカーのオハラの筆頭株主(セイコーホールディングスの子会社であるセイコーインスツルおよび京橋起業の持分を合わせると47%強)だが、しかし、カメラの代理店業務、小売からは戦後しばらくして撤退した。現在もウォッチが連結売上高の50%以上を占めている。

営業時間は11時から20時(日曜日、祝日は19時)。年末年始を除いて無休。また、 日本語、英語、中国語(北京語) に対応している。問い合わせはセイコーウオッチお客様相談室(0120-061-012)まで。

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