【銀座新聞ニュース=2019年2月15日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)はこのほど、1月の映画営業部門興行成績(速報ベース)が前年同月比3.0%減の32億4960万円で、4カ月続けて前年同月を下回ったと発表した。
1月は例年、2月、6月、10月よりも観客動員数が多いものの、12月の最需要期の反動で減少することが多い月で、2014年1月が91億円と大幅に伸びた反動で、2015年1月が56億円、2016年1月が61億円、2017年1月も67億円と横ばい、2018年1月が33億円と半減し、2019年も30億円台とほぼ横ばいだった。
一方、トーホー(TOHO)シネマズ、関西共栄興行、スバル興業という連結3社と東京楽天地、オーエスの持分法適用2社を合わせた5社ベースの東宝グループの映画館(687スクリーン)の1月の入場料収入(売店収入は除く)は同38.2%増の57億6055万円だった。2013年6月発表からトーホーシネマズ直営館の入場料収入と東宝グループの入場人員を公表するのを止めている。
1月の新作は18日に公開された「マスカレード・ホテル」のみだった。
興行通信社の映画興行ランキングによると、1月5日、6日の週は「映画 妖怪ウォッチ フォーエバー・フレンズ」が4週目で9位とトップ10入りは前の週より1点減って1作品だった。
12日、13日の週はトップ10入りが前の週より1点減ってゼロだった。
19日、20日の週は「マスカレード・ホテル」が初週1位とトップ10入りは前の週より1点増えて1作品だった。
26日、27日の週は「マスカレード・ホテル」が2週目も1位とトップ10入りは前の週と同じく1作品だった。
配給作品は「マスカレード・ホテル」、「来る」、「ニセコイ」、「スマホを落としただけなのに」、「映画 妖怪ウォッチ フォーエバー・フレンズ」など6本だった。