志門で万葉集と日本画展、増田みづほ、松本久実ら13人

【銀座新聞ニュース=2019年3月5日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル3階、03-3541-2511)は3月4日から9日まで「万葉集と日本画」展を開いている。

ギャルリー志門で3月9日まで開催中の「万葉集と日本画」展のフライヤー。

増田(ますだ)みづほさんら13人の画家が万葉集から1句ずつ選んで、それに合った絵を描いている。2018年に第1回目を開き、好評だったことから2回目を開くことにした。

今回、出品しているのは、増田みづほさん、松本久実(まつもと・くみ)さん、吉川美奈子(よしかわ・みなこ)さん、横山タケ子(よこやま・たけこ)さん、伊達木蘭(だて・もくらん)さん、平沢咲(ひらさわ・さき)さん、増田晶美(ますだ・まさみ)さん。

和久井博子(わくい・ひろこ)さん、甲斐(かい)めぐみさん、藤倉春日(ふじくら・かすが)さん、阿部(あべ)あやさん、くわ原雅美(くわはら・まさみ)さん、大島智子(おおしま・ともこ)さん。

ウイキペディアによると、万葉集は7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた日本に現存する最古の和歌集で、天皇、貴族から下級官人、防人(さきもり)などさまざまな身分の人間が詠んだ歌を4500首以上も集めており、成立は759(天平宝字3)年以後とみられる。

日本文学における第一級の史料であると同時に、方言による歌もいくつか収録されており、そのなかには詠み人の出身地も記録されていることから、方言学の資料としても重要な史料とされている。

万葉集の成立に関しては詳しいことはわかってないが、大伴家持(おおともの・やかもち、718-785)編さん説が最有力とされている。ただ、1人の編者によってまとめられたのではなく、巻によって編者が異なり、大伴家持の手によって20巻に最終的にまとめられたとするのが妥当とされている。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。日曜日のみ休み。

注:「平沢咲」の「沢」は正しくは旧漢字です。

注:「くわ原雅美」の「くわ」は正しくは「葉」の上に「十字」をつけて、草冠の下の「世」を除いて合わせた漢字です。「桑」の異体字です。