玄品ふぐ銀座店等、春のコース、飲み放題付、2人から利用可

【銀座新聞ニュース=2019年3月8日】とらふぐ料理専門の「玄品ふぐ」チェーンなど90店舗を展開する関門海(東京本部・中央区日本橋茅場町1-9-2、稲村ビル、03-5649-0029)は4月30日まで「玄品ふぐ 銀座一丁目の関」(中央区銀座1-13-5、十一屋ビル、03-3567-8488)などで春の季節コース「春霞膳」を提供している。

「玄品ふぐ 銀座一丁目の関」などで4月30日まで提供されている「春霞膳」のコースのフライヤー。

春の季節コースの「春霞膳(しゅんかぜん)」には3コースがあり、基本の「暢福(ちょうふく)コース」(全6品、税別5000円)は鼈甲玉(べっこうだま)の卵とポン酢の酸味がマッチした「湯引きの鼈甲玉和え」、春の雰囲気を出した「彩りてっさ(ふぐ刺し)」、五色あられの「唐揚げ2種」のほか、「春のてっちり」にはタケノコや鍋食材としては珍しいきくらげを使用し、締めの雑炊とデザートがついている。

「暢福コース」に「焼きふぐ」が付いた「春信(しゅんしん)コース」(全7品、6500円)と「暢福コース」に白子(焼または鍋)が付く「長楽(ちょうらく)コース」(全7品、6700円)がある。いずれも飲み放題が付いており、通常4人以上からの利用を、今回は2人から前日までに予約すると利用できる。

中央区の近隣では、「銀座一丁目の関」のほか、「新橋の関」(港区新橋2-15-12、03-6268-8229)があり、今回は約50店に限定している。

「協同組合下関ふく連盟」によると、「ふぐ」は6000年前の縄文時代から食べられており、多く分布する貝塚から約350種の貝類が出土している。その中には貝だけでなく、魚の骨や歯などもあり、主な種類としてはタイ、スズキ、ふく、ブリ、カツオなど約40種に上るとされている。下関近郊の貝塚からもふくの骨が出土し、約2500年前の潮待貝塚からはウニの針も出土している。

その後、長年、ふぐが食べられたが、豊臣秀吉(とよとみ・ひでよし、1537-1598)が行った朝鮮出兵の際に、武士などの中に、ふぐによる中毒死が続出したため、豊臣秀吉がふぐ食禁止令を命じた。徳川時代も武家では「主家に捧げなければならない命を、己の食い意地で落とした輩」として、当主がフグ毒で死んだ場合には家名断絶などの厳しい対応がなされた。

明治政府も1882(明治15)年にふぐを食べた者を拘置・科料に処する法令を出しているが、下関の料亭「春帆楼」でふぐを食した伊藤博文(いとう・ひろふみ、1841-1909)がそのうまさに感心し、1888(明治21)年に「下関のふくには毒を見ず」とお墨つきを出し、全国に先駆けて下関(山口県)でふぐ食が解禁された。

ふぐは世界に約100種、日本近海に約50種が生息し、そのうち食用が認められているのは22種類で、なかでももっとも美味なのがとらふぐとされている。ふぐの食中毒はふぐの体内に含まれるテトロドトキシンの摂取によって引き起こされる。

会社とウイキペディアによると、関門海は1980年に創業者である山口聖二(やまぐち・せいじ、1961-2005)が大阪府藤井寺市でとらふぐ料理専門店「ふぐ半」を創業したのがはじまりで、ふぐを下関を通さずに生産地から直接仕入れ、「てっちり」が1980円など安価にて料理を提供した。

1989年5月に「株式会社さかな亭」(2001年に「関門海」に改称)を設立、従業員への「のれん分け」をはじめたが、業績が下降し、1999年11月にのれん分け制度を廃止、各店舗を営業譲渡により本社直営とした。1999年7月に港区新橋に関東1号店「下関ふぐ新橋店」(現「玄品ふぐ新橋の関」)を出店した。

2002年6月から店舗名を「玄品ふぐ」に統一、2004年11月にはフランチャイズもはじめ、フランチャイズ「玄品ふぐ 銀座一丁目の関」を開店し、2005年6月に東証マザーズに上場、11月に創業者の山口聖二が事故死し、遺族3人が2007年2月に相続税を同社の株式で物納し、一時財務大臣(国)が筆頭株主となった。

2007年11月に創業者一族の資産管理会社「ヤタガラスホールディングス」が同社に対する株式公開買い付け(TOB)を実施し、財務省が応じ、主要株主がヤタガラスホールディングスになっている。ただ、関東財務局(国)が5386株(5.6%)を所有、3位の株主となっている。

2007年3月に「カネジ」を設立し、民事再生手続を申請して経営破たんした「かね治」より2億2000万円で総菜宅配事業の譲渡を受け、10月にサッポロビールと資本業務提携を結び(2012年8月に解消し、サッポロビール所有の5102株=5.3%=は当時、副社長だった波戸淳司=はと・じゅんじ=さんが約8000万円で買い取る)、2008年に「だいもん」を子会社化、回転すし事業をはじめ、11月にカネジとアクト・デリカを統合し「トドクック」に改称、2011年9月に「トドクック」を万代グループに譲渡した。

2011年11月期に債務超過に陥ったが、2012年5月に第三者割当増資を実施し、2013年3月期第3四半期連結決算で解消している。2018年3月期は売上高が前期比0.3%増の47億2500万円、営業利益が同15.9%増の1億9700万円、経常利益が同2.4倍の1億2500万円、純損益が3400万円(前期は1700万円の損失)と増収増益だった。

営業時間は銀座店が16時から24時30分(土・日曜日・祝日は23時30分)まで。無休。新橋店は平日が16時から23時、土・日曜日・祝日が12時から22時30分。無休。

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