サニーヘルス、サウナがダイエット、美肌などに効果

【銀座新聞ニュース=2019年4月12日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「人気拡大中!サウナのダイエット効果とは?」を発表した。

サウナで体を温め、次に水風呂で急速に冷やすことで、血管や神経に刺激を与える。この刺激こそが体の機能を活性化し、多くの効果をもたらしてくれる。

サウナで体を温め、次に水風呂で急速に冷やすことで、血管や神経に刺激を与えるが、この刺激こそが、体の機能を活性化し、多くの効果をもたらしてくれる。近年では、若年層の利用者が増え、女性にも人気が拡大し、サウナ愛好家を「サウナ―」と呼び、専門誌が発刊されるなど、サウナへの注目度は高まっている。

サウナには「乾式」と「湿式」の2つがある。「乾式サウナ(ドライサウナ)」は日本でもっともポピュラーなのが、この方式で、温度は80度から100度、湿度10%前後で、蒸気は使わない。温泉や銭湯にあるのは、通常はこのタイプが多いという。

「湿式サウナ(スチームサウナ)」は高湿度のサウナで、蒸気などで温度を上げるタイプで、湿度は70%から100%と高めに設定されている。最近では蒸気にアロマを入れて、リラックス効果を高めている施設もある。温度は乾式よりも低めで、40度から60度程度で、体力のない人や高温が苦手な人にお勧めという。

サウナ大国とされるフィンランドに伝わる「ロウリュ」というものもある。80度以下の中温高湿で、サウナストーンと呼ばれる熱した石に直接水をかけることで、サウナの温度と湿度を上昇させる。ドイツにも同じ方法の「アウフグース」というものがあり、蒸気をタオルで仰ぎ、熱風をサウナ浴中の人に送るといったパフォーマンスが親しまれている。ドイツ方式でもひとくくりに「ロウリュ」と呼ばれることが多い。

サウナの基本的な入り方は、サウナ浴と水風呂を繰り返す「温冷交代浴」に、休憩をはさむ。サウナで体を温め、次に水風呂で急速に冷やすことで、血管や神経に刺激を与えてくれる。この刺激こそが体の機能を活性化し、多くの効果をもたらしてくれる。

まずサウナで6分から12分、それから水風呂に1分から2分、その後、5分から10分の休憩を1セットとし、これを3セット前後行うと効果が高いとされているが、自らの体力や体調に合わせ、無理なく行える範囲でする。

では、サウナの効果としては、「ダイエット効果」があげられる。サウナの熱さで体の細胞に熱が加わるとタンパク質が損傷するが、同時にHSP(ヒートショックプロテイン)というタンパク質が生成される。HSPは傷ついたタンパク質を修復する力があり、細胞を元気な状態に戻してくれるという作用がある。その作用は体の治癒力を高めるほか、「褐色脂肪細胞」という細胞を活性化させてくれる。この褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼させる働きがあり、きちんと働くことで体はやせやすくなる。

「肩こり改善」もある。体が高温にさらされると血管が拡張して血行がよくなる。心拍数も上昇するため、体内を循環する血液量が増え、肩こりや首のこりなどを改善することができる。腰痛も血流が悪くなっている場合が多いため、腰痛についても改善が期待できる。

「むくみ解消」にも効果がある。むくみは静脈が詰まったり、リンパ液が滞ったりすることにより、細胞と細胞の間の水分「間質液」が血管に戻らず過剰に溜まった状態のことを指し、体内の水分がうまく排出されずに溜まってしまうことによって起こる。サウナは血行とリンパ液の両方の流れをよくするので、顔や脚のむくみが解消される効果も期待できる。

「冷え性改善」についても、サウナで血流がよくなることで体の末端までスムーズに血液が流れ、手先足先の冷えが改善される。

「美肌効果」の面でも、サウナの熱で毛穴が開き、毛穴に詰まった汚れや酸化した皮脂などが取れやすくなるので、ニキビ、吹き出物に効果的とされている。また、サウナに入ると大量の汗をかき、代謝が活発になることで肌の老廃物が排出されやすくなり、肌表面のザラザラ感がなくなって滑らかな肌になることができる。

「疲労回復・リラックス」についても、疲労回復のためには、血液循環をよくすることが重要で、全身を高温で温めるサウナは血管の広がりがよく、平常時の2倍近く血流がよくなり、特に温冷交代浴が効果的としている。

他方で、サウナを避けたほうがいい場合もあり、時にはサウナで体調を崩してしまうこともある。「アルコール摂取の直後」のサウナは、血行が促進されることで酔いが回りやすくなってしまうので、サウナ直後のアルコールも避けたい。

「食事の直後」も、食後は消化のために胃に血液が集中し、サウナによって血液が全身に循環すると、消化不良を起こす場合があるので、最低でも食後30分は開けたい。

「とても疲れている時、病中、病後」も避けたい。サウナは疲労回復に効果的だが、極度の疲労感がある時や、病中、病後は勧められない。高温にさらされ、汗をかくと、それだけで体力を消耗してしまうため、体力が落ちている時はサウナを避けたい。

乾式サウナは温度が100度近くもあるにもかかわらず、ヤケドをしないのは、空気は乾燥していると熱が伝わりづらいためで、反対に、同じ温度の蒸気のほうが熱く感じられるのは、水のほうが熱を伝えやすい性質を持つからだ。湿式サウナより乾式サウナのほうが、温度が高くても熱さを感じにくいという。

「日本サウナ・スパ協会」によると、およそ2000年前にフィンランドのフィン族が、太陽の恩恵の少ない北欧の風土の中で、厳しい寒さと労働の疲れをいやすために生活の知恵として生み出した「自然健康法」がサウナで、サウナに似たものは世界の各地にある。

日本には北欧をはじめ、ヨーロッパやロシアなどに受け継がれ、1963年頃から紹介され、今や日本ではサウナ愛好家は1000万人を越すとしている。

フィンランドのサウナ浴は、裸になって熱く乾燥した部屋に入り、座ったり、横になったりして、汗が出るのを待つ。汗が出始めたところで、浴室の中にある焼けた石に、桶に用意した水をヒシャクで掛け(「ロウリュ」)て楽しんだり、白樺の小枝を束ねたもの(ヴィヒタ)で体にふりかける。

水は一瞬にして蒸気となってサウナ室内の天井を這うように乾燥したサウナ室に広がって、約10%から15%だった湿度が急激に増して、皮膚を刺激する。このヒリヒリする熱さ、蒸気刺激が健康のために好ましい皮膚刺激となって、ロウリュを楽しみ、また発汗を著しく促進してくれる。よく汗が出てきたら、ヴィヒタで身体の各部分をたたいて、十分皮膚を刺激し、汗が出切ったところでサウナを出て身体を洗う。