資生堂パーラーで「越後姫」ストロベリーパフェ

【銀座新聞ニュース=2019年4月9日】国内最大手の化粧品メーカー、資生堂(中央区銀座7-5-5、03-3572-5111)が運営する「資生堂パーラー銀座本店」(中央区銀座8-8-3、東京銀座資生堂ビル、03-5537-6241)は4月30日まで3階「サロン・ド・カフェ」で「新潟県産“越後姫”のスペシャルストロベリーパフェ」を提供している。

資生堂パーラー銀座本店が4月30日まで提供している「新潟県産“越後姫”のスペシャルストロベリーパフェ」。

新潟県のオリジナルのイチゴ品種「越後姫」は、やわらかくジューシーな食感が特徴だが、生産量の約95%が県内で流通されている。今回は首都圏の人にも味わってもらうため、資生堂パーラー銀座本店でストロベリーパフェ(税込2380円)として提供している。

「越後姫」は冬の日照時間が短い新潟県の気候に合わせて開発された品種で、冬の間にじっくりと熟すため、関東など主要産地のイチゴが酸味を増す中、春(4月)でも大粒で、酸味が少なく、甘みの強い果実という。

「越後姫」は日照時間の短い雪国新潟でも栽培できる品種として開発されたイチゴで、関東の「女峰(にょほう)」(1985年に品種登録)と九州の「とよのか」(1984年に品種登録)、東北の「ベルルージュ」(1989年に品種登録)を交配して誕生し、1996年に「可憐でみずみずしい新潟のお姫様のようなイチゴ」ということから「越後姫」と命名され、品種登録された。

果汁が多く、1粒あたり15グラムから20グラムと大きく、ジューシーな食感が特徴で、県外にはあまり出回らない希少性の高い果実としている。出荷量のピークは、雪国の気候の中で熟した後の春(4月)で、1年の中でもっとも甘く、芳醇なイチゴの香りを楽しめるとしている。

「越後姫」は、果肉がやわらかいため、空中に栽培床を設置する「高設栽培」を導入して栽培している。一般にイチゴを県外に流通させるために、固い果実に品種開発されることが多いが、「越後姫」はやわらかい果肉なので、輸送については、エアーサスペンションを装備したトラックを使用し、ひとつ一つを包みこみ宙吊りにする包装資材などを使って、輸送中の衝撃を緩和し、果実の痛みを軽減させている。

サロン・ド・カフェの営業時間は11時30分から21時(日曜日、祝日は20時)。月曜日が休み。また、日本橋三越と銀座三越のフルーツ専門店「サン・フルーツ」では5月下旬まで「越後姫」を販売している。