丸善丸の内で、たなかしん「ねむねむごろん」原画展

【銀座新聞ニュース=2019年4月22日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は4月24日から30日まで4階ギャラリーでたなかしんさんによる「ねむねむごろん」出版記念原画展を開く。

丸善・丸の内本店で4月24日から30日まで開かれるたなかしんさんの「ねむねむごろん」出版記念原画展に出品される「ねむねむごろん」。

海の砂の上に描く画家で、絵本作家のたなかしんさんが4月に新作絵本「ねむねむごろん」(カドカワ(KADOKAWA)、税別1000円)を刊行したのを記念して原画を展示する。また、習作や描き下ろし原画など「おもわず眠たくなってしまうような心地のいい」作品を展示販売する。

「ねむねむごろん」はみんなでいっしょに「ねむねむポーズ」をしてみよう、という絵本で、どうぶつたちといっしょにあくびをしたら、「どしん」や「ごろん」と「ねむねむポーズ」をまねしてみると、子どもたちはだんだんうとうと眠りを誘われてしまう。

たなかしんさんは1979年大阪府生まれ、神戸文化短期大学デザイン美術科を卒業、油絵を中心に作品を制作し、2001年ころから絵本に取り組み、第5回新風舎えほんコンテスト優秀賞、2003年に第7回越後湯沢全国童画展で優秀賞、2005年にイタリア・ボローニャ児童図書展(国際絵本原画展)のイタリア見本市会場に出品し、台湾の出版社から「巧克力熊」(「くまさんのチョコ」)を出版した。

2007年にアートストリーム2007でサントリーミュージアム賞、第5回イルフビエンナーレ日本童画大賞で入選、2008年にアートストリームでホルベイン賞を受賞、その後、「かみさまのいたずら」や「モグちゃんのねがいごと」などを刊行し、2012年に台湾で2冊目となる絵本が日本語版と中国語版で出版され、2013年に「いつもきみと」を2カ国語で出版している。

岡山県倉敷市のゆるキャラ「Gパンだ」のデザインも手がけている。2015年にUAEの「サラジャ・エクスシビション・フォー・チルドレン・ブック・イラストレーション(Sharjah Exhibition for Children’s Book Illustrations 2015」で入選(2016年も入選)している。

期間中、毎日13時から18時まで、たなかしんさんが来場する。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。