日比谷「貞子」、池田エライザ、清水尋也らが舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年5月20日】書籍、映画配給事業、ネットワークエンタテインメントなどを運営するカドカワ株式会社(中央区銀座4-12-15、歌舞伎座タワー)グループ傘下の書籍、映画配給などの事業会社、KADOKAWA(千代田区富士見2-13-3)は5月25日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「貞子」の出演者らによる舞台あいさつを開く。

5月24日から一般公開される「貞子」((C)2019「貞子」製作委員会)。

25日12時30分の回上映終了後と、15時15分の回上映前に、監督の中田秀夫(なかだ・ひでお)さんをはじめ、主人公の心理カウンセラー「秋川茉優」役の池田エライザ(いけだ・えらいざ)さん、茉優の弟でYouTuber「秋川和真」役の清水尋也(しみず・ひろや)さん、茉優の同僚の心理カウンセラー「藤井稔」役の桐山漣(きりやま・れん)さん、茉優が勤める精神病院の患者「倉橋雅美」役の佐藤仁美(さとう・ひとみ)さんが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアによると、「貞子」は作家の鈴木光司(すずき・こうじ)さんが1991年から刊行しているミステリー・ホラー小説「リング」シリーズで、2013年に刊行された「タイド」(角川書店、2016年に角川ホラー文庫化)が原作となっているが、登場人物が異なり、ユーチューブ(YouTube)を題材とするなど、内容は小説とは違うオリジナルストーリーで、SNS時代に現れた「撮ったら死ぬ」貞子の呪いを描き出している。

物語は心理カウンセラーの茉優が、警察に保護された1人の少女を担当することになるが、すべての記憶を失い、自分の名前すら言えない少女と向き合うが、次第に彼女の周囲で不可解な出来事が起こり始める。

一方、WEBマーケティング会社に勤める祐介(塚本高史=つかもと・たかし=さん)の薦めでユーチューバー(YouTuber)となった茉優の弟・和真は再生回数を稼ぐため、5人の死者を出した団地の火事跡に忍び込んで心霊動画を撮ろうとする。

中田秀夫さんは1961年岡山県浅口郡金光町(現浅口市)生まれ、1980年に東京大学理科1類に入学、工学部応用物理学科に進学が内定していたが、教養学部アジア学科に編入し、卒業、1985年ににっかつ撮影所に入社、助監督を経て、1992年に「本当にあった怖い話」で監督デビュー、文化庁芸術家在外研修員として英国にわたり、1995年に帰国、1998年にジョゼフ・ロージー(Joseph Losey、1909-1984)のドキュメンタリー「ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男」を完成した。

帰国後に「女優霊」を監督し、1998年に「リング」が大ヒット、2000年に小沼勝(こぬま・まさる)さんのドキュメンタリー映画「サディスティック&マゾヒスティック」を撮り、2003年に「ラストシーン」で芸術選奨新人賞、「リング」がアメリカでリメイクされ、2005年に続編「ザ・リング2」で監督を務めた。

ハリウッド滞在時に味わった違和感を、2009年にドキュメンタリー映画「ハリウッド監督学入門」としてまとめ、2015年に「クロユリ団地」(日活創立100周年記念作品)で監督、「劇場霊」、2016年に「ホワイトリリー」、2018年に「スマホを落としただけなのに」などを監督として手がけている。

チケットはチケットぴあを通じて、21日10時から一般発売する。料金は全席指定で2000円均一。