Sony Parkでソニーアワード展、250点、S・グレイ解説も

【銀座新聞ニュース=2019年5月31日】国内家電業界第2位のソニーグループのソニー企業(中央区銀座4-2-11、ヒューリック銀座数寄屋橋ビル、03-5159-2211)は6月1日から23日まで「Ginza Sony Park」(中央区銀座5-3-1)で「#008 Sony World Photography Awards 2019 世界の写真が交差するところ。」を開く。

6月1日から23日まで「銀座ソニーパーク(Ginza Sony Park)」で開かれる「#008 ソニーワールドフォトグラフィーアワード(Sony World Photography Awards)2019」に展示される入賞作品。

2007年よりソニーが支援する写真コンテストで、今回が12回目となる「ソニーワールドフォトグラフィーアワード(Sony World Photography Awards)2019」は、世界最大規模となる195の国と地域から約33万点におよぶ応募があり、250点の入賞者の作品を展示する。

ジャンルは「プロフェッショナル」(10カテゴリー)、「一般公募」(10カテゴリー)、「ユース」(12歳から19歳)、「学生」の4部門に分かれており、応募カテゴリーが建築、ドキュメンタリー、風景、ポートレート、スポーツ、ストリート、野生生物、旅行、文化などがあり、規模や知名度だけでなく「多様性」という面においても世界屈指としている。入賞者には賞金(プロフェッショナル部門の最優秀者には2万5000米ドル、約250万円、一般公募部門の最優秀者には5000米ドル、約50万円)や賞品をはじめ、英国ロンドンでの展示、年間図録への掲載、世界規模でのメディア露出などの機会が与えられる。

会場のイメージ図。

展示フロアは地下1階から3階までの3部構成で、地下1階では、スライド映写機で「ソニーワールドフォトグラフィーアワード 2019」の受賞作品の概要について説明し、地下2階ではプロフェッショナル部門、一般公募部門の作品を展示、地下3階では、学生部門、日本部門、ユース部門の作品、歴代特別功労賞受賞者をピックアップする。

また、ソニーイメージングギャラリー 銀座(中央区銀座5-8-1、銀座プレイス)では、7日から20日まで「ソニーワールドフォトグラフィーアワード2019」学生部門の作品展を開く。

今回、日本人として唯一受賞した上野公平(うえの・こうへい)さんの「ビニス・ザ・サーフェイス・オブ・コンペティティブ・フリーダイビング(Beneath the Surface of Competitive Freediving)」 (プロフェッショナル部門スポーツカテゴリー2位)と、日本でのみ展示される日本部門賞優秀作品6点を含む約250点の作品、受賞者のインタビュー動画なども上映する。

期間中、展示会場の地下3階でトークイベントを開く。参加費は無料。

6月1日14時と16時から、主催団体の「ワールドフォトグラフィオーガニゼーション(World Photography Organisation)」の創設者で、CEOのスコット・グレイ(Scott Gray)さんによるトーク&ガイドツアーイベントをく。作品に込められたメッセージや、授賞理由を説明する。日本語通訳がつく。

また、「月刊カドカワ」(角川書店)編集部、「カット」(ロッキグンオン)編集部、「エスクァイア日本版」編集部を経て「コンポジット」や「インビテーション」、さらに「エココロ」の編集長を務め、「有限会社菅付事務所」(現「グーテンベルクオーケストラ」)を設立、出版からウェブ、広告、展覧会までを編集する菅付雅信(すがつけ・まさのぶ)さんが「聞き手」となって、写真家の鈴木親(すずき・ちかし)さん、滝本幹也(たきもと・みきや)さんをゲストに、トークイベントを開く。

16日15時から滝本幹也さんと菅付雅信さんが「写真をクロスオーバーさせること」というテーマで、トークイベントを開く。

22日15時から鈴木親さんと菅付雅信さんが「「写真という世界の共通語」というテーマで、トークイベントを開く。

23日14時から国際フォトフェスティバル「T3 フォトフェスティバルトウキョウ(PHOTO FESTIVAL TOKYO)」ファウンダーの速水惟広(はやみ・いひろ)さん、「ソニーワールドフォトグラフィーアワード2019」日本部門賞1位の石戸俊夫(いしど・としお)さん、「ソニーワールドフォトグラフィーアワード2017」一般公募部門入選ストリートフォトグラファーの川音真矢(かわおと・しんや)さんが、「ソニーワールドフォトグラフィーアワード」を通じて広がる世界への道のりについて話しあう。

銀座ソニーパークは変わり続ける実験的な「公園」をコンセプトとし、東京オリンピックの終了後の2020年秋まで、年間を通して「驚きや遊び心を感じられる」さまざまな体験型イベントやライブなどを開く。

銀座ソニーパークは約707平方メートルのフラットな地上部と、地下4階の「ローワーパーク(Lower Park)」で構成されており、旧ソニービルの特徴的な構造は残しつつ、地下に吹き抜けがあるオープンな垂直立体公園になっている。

約2年間、「変わり続ける公園」として、実験的な試みをし、2020年秋からビルの建設に着手し、2022年に「公園」のコンセプトは変えずに拡張させる形で新しいソニービルを竣工する。公園は地下3階から地下1階が吹き抜け構造、地下5階が機械室・管理室になっている。

開場時間は10時から20時。入場は無料。

注:「滝本幹也」の「滝」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。