ノエビア画廊で安西水丸展、ホリゾンで作る世界

【銀座新聞ニュース=2019年6月5日】国内化粧品業界第7位のノエビアホールディングス(兵庫県神戸市中央区港島中町6-13-1)傘下のノエビア(東京本社・中央区銀座7-6-15、03-5568-0300)が運営するノエビア銀座ギャラリー(中央区銀座7-6-15、ノエビア銀座ビル)は6月3日から8月23日まで安西水丸による「1本の水平線」を開いている。

ノエビア銀座ギャラリーで8月23日まで開かれている安西水丸の「1本の水平線」のフライヤー(イラストはIllustration by Mizumaru Anzai(C)Masumi Kishida)。

イラストレーターの安西水丸(あんざい・みずまる、1942-2014)は、村上春樹(むらかみ・はるき)さんらの本の表紙やさし絵、絵本、マンガ、広告など多方面で活躍した。画面を横切る1本の線を「ホリゾン(水平線)」と呼び、ホリゾンを引くことで、コーヒーカップや花瓶がちゃんとテーブルや出窓に置かれているイメージが出せると語っている。

今回は、ポスターやさし絵などから、安西水丸が「ホリゾン」にこだわった作品を集め、「一直線にイラストレーターになった」という安西水丸の作品世界を紹介する。

安西水丸は1942年東京都港区生まれ、1965年に日本大学芸術学部美術学科造形コースを卒業、電通にアートディレクターとして入社、1969年に退社してアメリカにわたり、現地でADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)に入社、1971年に帰国、平凡社のアートディレクターを務め、デザイナーからイラストレーターへと転向し、1979年に「パレットクラブ」を発足した。

1981年に「安西水丸事務所」を設立、本格的にフリーのイラストレーターとなる。その後、イラストレーターと並行して日芸の講師を1991年から2003年まで務める。1987年3月にエッセイ集「青インクの東京地図」を刊行し、以降、エッセイや小説も発表した。2005年に「東京イラストレーターズ・ソサエティ」の理事長に就任、2014年3月17日に神奈川県鎌倉市にて執筆中に倒れ、病院で治療を受けていたが、3月19日の21時7分、脳出血のために死去した。71歳。

1985年に準朝日広告賞、毎日広告賞、1987年に日本グラフィック展年間作家優秀賞、1988年にキネマ旬報読者賞などを受賞している。

開場時間は10時から18時(土・日曜日、祝日17時)。入場は無料。

コメントは受け付けていません。