ヴァニラ画廊で福山フキオ展、初期から最新作も

【銀座新聞ニュース=2019年6月10日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル地下2階、03-5568-1233)は6月11日から16日まで福山フキオさんによる個展「山査子」を開く。

ヴァニラ画廊で6月11日から16日まで開かれる福山フキオさんの個展「山査子」に出品される作品。

独自の少女画など不思議な人物像を描く福山フキオ(ふくやま・ふきお)さんが2012年、2015年以来、ヴァニラ画廊で3回目の個展を開き、初期作品から最新作まで展示する。「滅びの歓びと再生の光を感じる作品群」を「山査子(さんざし)」と題して展示する。

福山フキオさんは「圧倒的なマチエールの質量の中に浮遊し、こちらを見据える『それ』は、人間とも精霊とも神とも区別できない、不可思議な何か」(ヴァニラ画廊)という。「常に変容を繰り返す『それ』の一瞬でもあり、無限でもある姿をキャンバスに塗りこめます。あちらとこちらの境界をぼやけさせるようなその存在感は、時間と空間の歪みの姿なのかも」としている。

福山フキオさんは1973年愛知県生まれ、1998年から個展を開いており、2002年に刈谷展(刈谷市美術館)で入選、三郎賞を受賞(2005年も入選)、2009年に第39回アメリカ美術賞展で入選し、2011年からヴァニラ画廊のグループ展に参加、2012年と2015年ヴァニラ画廊で個展を開いている。

開場時間は12時から19時(土曜日・祝日17時)で、入場料は500円。会期中無休。