丸善丸の内で棟方志功、佐伯祐三、フジ子ら東日本復興支援展

【銀座新聞ニュース=2019年6月23日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は6月26日から7月2日まで4階ギャラリーで「チャリティー丸善絵画特選展」を開く。

丸善・丸の内本店で6月26日から7月2日まで開かれる「チャリティー丸善絵画特選展」に出品されるドートルロー(Pierre Doutreleau、1938年生まれ)さんの「濃青」。

20世紀を代表する国内外の画家の油彩画、水彩画、リトグラフ、シルクスクリーン、銅版画など、さまざまな作品約200点をオークション方式で展示販売する。

出品される画家は日本を代表する板画(版画)家で、「仏」を題材にした作品で知られる棟方志功(むなかた・しこう、1903-1975)、日本画家で、女神(めがみ)を思わせる人物像をモチーフとした作品で知られる有元利夫(ありもと・としお、1946-1985)、版画家で、1918年にフランスにわたって以来、一度も帰国しなかった長谷川潔(はせがわ・きよし、1891-1980)、孤高の洋画家で自宅の虫や花を描き続けた熊谷守一(くまがい・もりかず、1880-1977)。

洋画家で、パリの街角、店先などを描き、わずか30歳で亡くなった佐伯祐三(さえき・ゆうぞう、1898-1928)、パリを中心とするヨーロッパの歴史が刻まれた街並みを描き続けた洋画家の荻須高徳(おぎす・たかのり、1901-1986)、風景画や日本の山を描き、中でも阿蘇山を題材にした田崎広助(たさき・ひろすけ、1898-1984)、洋画科で、主にヨーロッパの広場を描いた作品で知られる児玉幸雄(こだま・ゆきお、1916-1992)。

木版画家で、山岳風景を題材とした作品で知られ、「山の版画家」といわれた畦地梅太郎(あぜち・うめたろう、1902-1999)、ヨーロッパで学んだ油彩画に、桃山美術や琳派、南画といった日本の伝統的な美術を取り入れ、装飾的な世界で知られた洋画家の梅原龍三郎(うめはら・りゅうざぶろう、1888-1986)、洋画家で1980年代より毎年、ヨーロッパへ取材旅行に出かけ、ヨーロッパの風景を独自の筆致と色彩で描く小田切訓(おだぎり・さとし、1943年生まれ)さん。

ピアノ奏者でフジ子・ヘミング(Hemming Ingrid Fuzjko、1932年生まれ)さん、ロートレック(Henri Marie Raymond de Toulouse-Lautrec-Monfa、1864-1901)、ルイ・イカール(Louis Icart、1888-1950)、マルク・シャガール(Marc Chagall、1887-1985)、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso、1881-1973)。

ジョルジュ・ルオー(Georges Rouault、1871-1958)、ラウル・デュフィ(Raoul Dufy、1877-1953)、ヴラマンク(Maurice de Vlaminck、1876-1958)、モーリス・ユトリロ(Maurice Utrillo、1883-1955)、マリー・ローランサン(Marie Laurencin、1883-1956)。

ベルナール・ビュッフェ(Bernard Buffet、1928-1999)、ジャン・ジャンセン(Jean Jansem、1920-2013)、クロード・ワイズバッシュ(Claude Wisebash、1927年生まれ)さん、ガントナー(Bernard Gantner、1928-2018)、ジャン・ピエール・カシニョール(Jean Pierre Cassigneul、1936年生まれ)さん、、ポール・アイズピリ(Paul Aizpiri、1919-2016)、ロジェ・ボナフェ(Roger Bonafe、1932年生まれ)さんら。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)、入場は無料。売上金の一部は日本赤十字社を通じて、東日本大震災義援金に充てられる。