大丸有、行幸通りで打ち水に、盆踊り、のど自慢も

【銀座新聞ニュース=2019年7月23日】環境省や不動産業界国内2位の三菱地所(千代田区大手町1-1-1、大手町パークビル、03-3287-5100)などで構成される「大手町・丸の内・有楽町 夏祭り2019実行委員会」は7月26日に行幸通りで「大手町・丸の内・有楽町 夏祭り2019『丸の内 de 打ち水』『東京丸の内盆踊り』」を開く。

7月26日に行幸通りで開かれる「丸の内 de 打ち水」の過去の開催風景。

毎年夏に恒例となっている丸の内など「大丸有地区」で開かれる夏祭りで、15年目を迎える「打ち水」をはじめ、盆踊り、「丸の内のど自慢大会」を開く。

26日17時30分から「丸の内デ(de)打ち水」を実施する。「大丸有地区」で働くおよそ1000人がビル内の施設でためた雨水をろ過した中水800リットルを使って、道路にまいて温度を下げる。

「打ち水」は、江戸時代の庶民の知恵「打ち水」がヒートアイランド現象に対してどのような効果を持つのか、決められた時間にみんなでいっせいに打ち水をして、その効果を検証する、という壮大な社会実験として、2003年から国や地方自治体が中心となって「打ち水大作戦」としてスタートした。「大丸有地区」では2019年で15年目を迎える。雨水や2次利用水、飲用できない下水再生水などを活用している。

同じく行幸通りに「祭やぐら」を設置して開かれる「東京丸の内盆踊り2019」。画像は2018年の」開催時の風景。

19時から丸ビル1階マルキューブで、「丸の内のど自慢大会」を開く。予選を勝ち抜いた大丸有地区の就業者10人がステージで歌唱を中心としたパフォーマンスを披露し、「大・丸・有歌ウマNO.1」を決める。

18時から21時まで行幸通りに高さ5メートルの「祭やぐら」を設置して「東京丸の内盆踊り2019」を開く。従来は丸ビル1階マルキューブと丸ビル外構部に設置してきたが、2016年から行幸通りにやぐらを設置し、浴衣姿の総勢100人の踊り手が音楽に合わせて踊りを舞う。また、東京駅丸の内駅舎もライトアップされる。

今回は「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」を和太鼓アレンジした「残酷な天使のテーゼ マツリスピリット(MATSURI SPIRIT)」を流して、盆踊りを披露する。当日は、一般の人もその場で踊りの輪に参加できる。

会場には丸の内エリアに店舗を構える飲食店16店舗の屋台も登場する。牛すじ煮込みカレー、レモネード、タピオカドリンク、北海道牛の串焼き、焼きそば、四川風スパイシー唐揚げ、宇治抹茶かき氷、たこ焼き、ガバオライス、フレンチフライ、汁なし担々麺、そば茶プリン、お好み焼き、とりもも炭火焼きなどの屋台が出店する。また、射的、ヨーヨー釣りなどの縁日ブースも出る。

また、当日は14時から21時まで丸ビル8階の丸ビルコンファレンススクエアで、浴衣を持参すると着付けを無料サービスする。また、税込2000円で浴衣のレンタルもある。

ウイキペディアによると、「残酷な天使のテーゼ」は歌手の高橋洋子(たかはし・ようこ)さんの11枚目のシングルで、1995年10月25日にスターチャイルドから発売された。1995年10月4日から1996年3月27日にかけてテレビ東京系列(TXN)で放送されたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲としてつくられた。

2007年からのアニメ映画「エヴァンゲリヲン新劇場版」で再び注目を集め、日本音楽著作権協会 (JASRAC) における著作権使用料分配額(国内作品分配額ベスト10)が2007年度に総合7位、2008年度に総合8位、2009年度は総合3位に入り「JASRAC賞銅賞」、2010年度には総合1位で「JASRAC賞金賞」を受賞した。

その後も2013年度の総合5位、2018年度の総合9位にランクインしている。カラオケでも常にトップ5(2012年時点)に入り、2012年5月には日本レコード協会より着うたフルで75万DL達成が認定され、先に達成していたインターネット配信プラチナ(25万DL)と合わせて、フル配信での100万DLを達成している。その後2014年1月に着うたフルとインターネット配信を統合して「シングルトラック」として認定するよう変更されたため、2014年1月に正式にミリオン(100万DL)認定された。