HOOTERS銀座店等、29日にチキンウィング20個を40個に増量

【銀座新聞ニュース=2019年7月26日】アメリカ生まれのカジュアルアメリカンダイニング&スポーツバー「HOOTERS」を運営するファン・ダイニング(2019年4月に「三重第二商業開発株式会社」から商号変更、東京事務所・新宿区西新宿1-8-5、アルファ107ビル、03-6279-0398)は「HOOTERS銀座店」(中央区銀座8-5、銀座ナイン1号館、03-6280-6318)などで7月29日に「チキンウィングデーのダブル増量キャンペーン」を実施する。

「フーターズ(HOOTERS)銀座店」などの売りの「フーターズガール」。

「フーターズ(HOOTERS)銀座店」など5店で、来店時に合言葉「ハッピーチキンウィングデー」とスタッフにいうと、スポーツ観戦の定番とされるチキンウィング20ピースの価格(税別2900円)で40ピース(通常5800円)を提供する。

ジューシーな骨付きチキンにスパイシーなソースを絡めたのが「チキンウィング」で、ビールとの相性がいい。ソースは、激辛テイストから、子どもにも食べやすいマイルドテイストまで全11種類の中から選べる。

「チキンウィングデー」は1977年にチキンウィング発祥の地、ニューヨーク州バッファロー市の当時の市長が定めた記念日で、チキンウィングの人気が全米に広がるとともに、バッファロー市が、チキンウィングが生まれた場所として知られるようになったことを記念して策定された。

7月29日限定で20ピースが40ピースに増量される「チキンウィング」。

ウイキペディアによると、「チキンウィング」は「バッファローウィング(Buffalo wing)」とも呼ばれ、鶏肉の手羽を素揚げにし、辛味の強いソースをまぶしたアメリカの料理という。ニューヨーク州のバッファローが発祥地で、バッファロー住人には「チキンウィング」や「ウィング」と呼ばれている。

夫とバーを経営していたテレサ・ベリッシモ(Teresa Bellissimo)さんが大学から夜遅く帰ってくる息子とその友達に手早く簡単な軽食として、スープ用の鶏手羽を揚げてカイエンペッパーソースの中に入れて出したのが始まりとされている。1980年代にNBCの「トゥデイ」にテレサ・ベリッシモさんが出演し、バッファローウィングを調理したことで知られた。

通常のフライドチキンが出来上がるまでに20分以上かかるのに対して、手羽は短時間で完成する。さらに1990年から1993年までスーパーボウルにバッファロー・ビルズが4年連続で出場し、バッファローウィングにも注目が集まり、同大会試合視聴時に、定番料理の一つとしてビールと共に食されている。

「フーターズ(HOOTERS)」は1983年10月にアメリカ・フロリダで生まれたカジュアルアメリカンダイニング&スポーツバーで、チアリーダーをイメージしたウェイトレスの「フーターズガール(HOOTERS GIRL)」が売りで、現在、アメリカで約430店舗、アメリカ以外の28カ国でも展開している。

店内のテレビモニターでスポーツ観戦をしながら、名物のチキンウィングなどのアメリカンフードとドリンク、「フーターズガール」によるもてなしを楽しむ。「フーターズ」は、「フーターズガール」を見た男性客がフクロウのように目をキョロキョロさせ、フクロウの「ホー、ホー(Hoot,hoot)」という鳴き声に由来しており、「フーターズ」には「女性の胸」という意味もある。

日本では2005年8月に「株式会社エッチジェー(HJ)」を設立し、2008年6月にアメリカのフーターズ・オブ・アメリカ・インクと契約し、2010年10月に東京・赤坂見附駅前の赤坂東急プラザに第1号店を開店したのをはじめ、2012年6月に銀座ナイン1号館に2号店を開店し、現在、東京4店舗、大阪1店舗、名古屋1店舗の計6店舗を展開していた。

しかし、3月25日に5億6000万円の負債額(債権者約56人)で「株式会社エッチジェー」は経営破たんし、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。2016年9月期の売上高は17億700万円を計上していたが、「急な店舗拡大で収益性が低下」し、2018年9月期の売上高は15億1410万円に減少し、不採算店舗の閉鎖もあり、赤字に転落し、自主再建を断念し、民事再生法を申請した。

これに対して、豊田自動織機の織機及び関連部品の販売を目的とした機料店を主力とする豊田産業(愛知県刈谷市一色町3-12、0566-21-4565)グループがスポンサーに内定し、6月1日付でグループのファン・ダイニングが事業を継承した。大阪店は4月30日に閉鎖し、5店舗体制で運営されている。

銀座店の営業時間は11時から23時30分。