有楽町「よこがお」筒井真理子、市川実日子ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年7月26日】書籍、映画配給事業、ネットワークエンタテインメントなどを運営するカドカワ(中央区銀座4-12-15、歌舞伎座タワー)グループ傘下の書籍、映画配給などの事業会社、KADOKAWA(千代田区富士見2-13-3)は7月27日に角川シネマ有楽町(千代田区有楽町1-11-1、読売会館、03-6268-0015)で「よこがお」に出演している筒井真理子さん、市川実日子さんらによる舞台あいさつを開く。

7月26日から一般公開されている「よこがお」((C)2019 YOKOGAO FILM PARTNERS&COMME DES CINEMAS)。

27日12時50分の回上映終了後に、監督の深田晃司(ふかだ・こうじ)さんをはじめ、主人公の訪問看護師「白川市子/リサ」役の筒井真理子(つつい・まりこ)さん、大石家の長女「大石基子」役の市川実日子(いちかわ・みかこ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「よこがお」は深田晃司さんと、筒井真理子さんを主演に迎え、不条理な現実に巻き込まれたひとりの善良な女性の絶望と希望を描いたサスペンス映画だ。

物語は周囲からの信頼も厚い訪問看護師の市子は、1年ほど前から看護に通っている大石家の長女・基子に、介護福祉士になるための勉強を見てやっていた。ニートだった基子は気の許せる唯一無二の存在として市子を密かに慕っていたが、基子から市子への思いは憧れ以上の感情へと変化していった。

ある日、基子の妹・中学生のサキ(小川未祐=おがわ・みゆ=さん)が失踪する。1週間後にサキは無事に保護されるが、誘拐犯として逮捕されたのは意外な人物だった。この誘拐事件への関与を疑われたことを契機に市子の日常は一変。これまで築きあげてきた生活が崩壊した市子は、理不尽な状況へと追い込まれていく。

深田晃司さんは1980年東京都小金井市生まれ、大正大学文学部を卒業、映画美学校フィクション科を修了、2002年に自主映画「椅子」で初監督、2005年から平田オリザ(ひらた・おりざ)さん主宰の劇団「青年団」の演出部に所属し、その一方で自主映画も監督する。

2006年に中編映画「ざくろ屋敷 バルザック『人間喜劇』より」、2009年に長編「東京人間喜劇」を監督、2010年の「歓待」で東京国際映画祭の日本映画「ある視点」部門作品賞、プチョン国際映画祭最優秀アジア映画賞、2013年に「ほとりの朔子」でフランス・ナント三大陸映画祭で最高賞の金の気球賞と若い審査員賞をダブル受賞した。

2015年に世界初の人間&アンドロイド共演映画「さようなら」を監督、2016年に長編5作目「淵に立つ」がカンヌ国際映画祭ある視点部門の審査員賞、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞、2018年にフランス文化省芸術文化勲章シュバリエ(騎士)を授与された。

チケットは劇場オンラインチケット、劇場窓口で発売中。料金は1800円均一。