「イソップ」上田慎一郎、石川瑠華、紅甘ら初日挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年8月6日】中堅の映画配給会社のアスミック・エース(港区六本木6-1-24、ラピロス六本木)は8月16日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「イソップの思うツボ」の監督、出演者による舞台あいさつを開く。

8月16日から一般公開される「イソップの思うツボ」((C)埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ)。

16日18時30分の回上映終了後に、共同監督で脚本も手掛けた上田慎一郎(うえだ・しんいちろう)さん、同じく共同監督・脚本の浅沼直也(あさぬま・なおや)さん、同じく共同監督。脚本の中泉裕矢(なかいずみ・ゆうや)さん、主人公の女子大生「亀田美羽」役の石川瑠華(いしかわ・るか)さん。

兎草ファミリーの娘で女子大生の「兎草早織」役の井桁弘恵(いげた・ひろえ)さん、父親と車でその日暮らしの生活をする娘「戌井小柚」役の紅甘(ぐあま)さん、新任講師の「八木圭佑」役の高橋雄祐(たかはし・ゆうすけ)さん、兎草ファミリー父親「兎草信司」役の桐生コウジ(きりゅう・こうじ)さん、兎草ファミリーの妻「兎草裕子」役の佐伯日菜子(さえき・ひなこ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「イソップの思うツボ」は2018年に「カメラを止めるな!」で注目された監督の上田慎一郎さんを中心とした制作スタッフが再結集し、「カメラを止めるな!」で助監督を務めた中泉裕矢さん、スチールを担当した浅沼直也さんの3人で共同監督・共同脚本を務めた作品だ。

物語はカメだけが友達の内気な女子大生・亀田美羽、大人気タレント家族の娘である恋愛体質の兎草早織、父と2人で復讐代行業を営む戌井小柚の3人、ウサギとカメ、イヌの名前を持つ3人は、有名童話さながらの奇想天外な騙し合いを繰り広げるが。

上田慎一郎さんは1984年滋賀県伊香郡生まれ、中学生の頃から自主映画を撮りはじめ、滋賀県立長浜高校在学時も自主映画を撮り続け、「演劇部」に所属し、舞台劇の脚本・演出を担当し、3年生時に創作した作品が2002年度近畿高等学校総合文化祭で上演され、春秋座の招待公演「演じる高校生」でも上演される。高校卒業後も独学で映像を撮り続け、ハリウッドをめざして大阪府内の英語専門学校に通うも、2カ月で退学、20歳頃からは一度映画制作から離れ、ヒッチハイクで上京するものの詐欺に遇ったり、SF小説の自費出版をするなどして借金を抱え、ホームレス生活も経験した。

2009年に自主映画団体「スタジオメイズ(STUDIOMAYS)」に参加、長編映画を撮るために集めたメンバーを率いて独立し、同年に映画製作団体「パンポコピーナ(PANPOKOPINA)」を結成、数々の短編映画を手掛け、若手映像クリエイターを支援するスキップ(SKIP)シティ製作による2015年公開のオムニバス映画「4/猫 ねこぶんのよん」の「猫まんま」にて商業作品デビューした。このオムニバス映画は若手映画監督4人による短編映画で構成され、上映館のテアトル新宿では鑑賞者による人気投票が実施され、「猫まんま」が1位を獲得し、2016年にシネ・リーブル池袋にて「猫まんま」と過去の短編3作の特集上映「4/上田 うえだぶんのよん」が行われた。

2017年にエンブ(ENBU)ゼミナールのシネマプロジェクトという企画にて制作した映画「カメラを止めるな!」で劇場用長編映画デビュー、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でゆうばりファンタランド大賞、2018年6月から劇場公開が始まると、約1カ月後にアスミック・エースが配給協力に名乗りを挙げ、当初2館から累計300館以上に公開が拡大され、ロングヒットを続け、同年10月には第31回東京国際映画祭の「ジャパンナウ(Japan Now)部門」に選ばれ、出演キャストらとともにレッドカーペットを歩いた。動員数は220万人以上、興行収入は31億円を突破した。

2009年に立ち上げた映画製作団体「パンポコピーナ(PANPOKOPINA)」を2019年1月29日に「株式会社パンポコピーナ(PANPOKOPINA)」として法人化し、妻のふくだみゆきさんとともに所属し、音楽家の鈴木伸宏(すずき・のぶひろ)さんが代表取締役を務める。同社は2019年6月20日よりエイベックス・ピクチャーズと業務提携し、両社による新規映像作品の制作も検討されている。2018年10月に松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクトの第7弾の監督に起用され、同プロジェクトによる監督作「スペシャルアクターズ」が2019年10月に公開される予定としている。

浅沼直也さんは1985年長野県生まれ、東放学園映画専門学校を卒業、2013年に監督作「ハートビート(HeartBeat)」がゆうばりファンタスティック映画祭2011に正式出品され、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012長編部門に正式ノミネートされ、第6回田辺・弁慶映画祭では市民審査賞を受賞し、ハンブルグ日本映画祭2014で正式招待上映された。2013年に文化庁委託事業若手映画作家育成プロジェクト2013に選出され、2014年に「鉄馬と風」を完成させる。

2015年にオムニバス映画「4/猫 ねこぶんのよん」の一編「一円の神様」で商業監督デビューし、2016年に「冬が燃えたら」でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017短編部門最優秀作品賞を受賞した。2018年の「カメラを止めるな!」ではスチールを担当し、撮影した写真はポスタービジュアルにも使用されている。2018年の最新ショートフィルム「七年目の化石」は、第71回カンヌ国際映画祭「ショート・フィルムズ・フロム・ジャパン(SHORT FILMS FROM JAPAN)2018」にて正式上映された。現在、高校の非常勤講師を務めている。
中泉裕矢さんは1979年茨城県生まれ、役者として舞台を中心に活動後、2011年より映像制作に携わり、2011年に初監督作品「円罪」がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012短編部門にノミネートされ、第2回Jim×Jimアワードグランプリなどを受賞した。2013年に「母との旅」でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014の短編部門にノミネートされ、日本芸術センター第6回映像グランプリなど国内3つの映画祭でグランプリを獲得した。

2014年に「エンドロールを撮りに」が第2回八王子ショートフィルム(Short Film)映画祭にてグランプリを獲得、2015年にオムニバス映画「4/猫 ねこぶんのよん」の一編「ホテル菜の花」で商業監督デビューした。2018年の「カメラを止めるな!」で助監督を務めた。2019年にアベーマテレビ(AbemaTV)で放映された「カメラを止めるな!スピンオフ『ハリウッド大作戦!』」で監督を手掛けた。現在、テレビ東京「ガイアの夜明け」の演出を担当している。

チケットはパソコン、劇場窓口で発売中。一般が1900円、大学生1500円、高校生以下3歳以上、障がい者1000円、シニア1200円。

注:「高橋雄祐」の「高」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。

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