志門で廃校の武蔵野美術学園OB展、斎藤由貴、清水研二朗ら

【銀座新聞ニュース=2019年8月25日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル3階、03-3541-2511)は8月26日から31日まで「135旧武蔵野美術学園造形芸術科研究室展Vol.5」を開く。

ギャルリー志門で8月31日まで開かれている「135武蔵野美術学園造形芸術科研究室展第5回(Vol.5)」のフライヤー。武蔵野美術学園は2018年3月末に施設の老朽化により廃校された。

2018年3月末に廃校された武蔵野美術学園(東京都武蔵野市吉祥寺東町3-3-7)を卒業したOBによるグループ展で、青木(あおき)さやかさんら副手6人が出展する。また、武蔵野美術学園の教員を務めていた柴田俊明(しばた・としあき)さんら3人が賛助出品している。

今回、出展しているのは、青木さやかさんのほか、斎藤由貴(さいとう・ゆき)さん、手綱笹乃(てづな・ささの)さん、中村美津穂(なかむら・みづほ)さん、山口真理子(やまぐち・まりこ)さん、吉田真由子(よしだ・まゆこ)さん。

賛助出品しているのは、柴田俊明さんのほか、講師の清水研二朗(しみず・けんじろう)さん、同じく講師の清田悠紀子(きよた・ゆきこ)さん。

ウイキペディアによると、武蔵野美術学園は実技専修の各種学校で、学校法人武蔵野美術大学が運営していた。帝国美術学校以来の美術の伝統校とされているが、校舎の老朽化などにより、2018年3月に廃校された。

武蔵野美術学園は、武蔵野美術大学と同じ学校法人の組織で、創立は1929年の「帝国美術学校」の吉祥寺開校にさかのぼる。1948年に「武蔵野美術学校」と改称され、1957年に武蔵野美術短期大学を設置、1962年に学校法人「武蔵野美術大学」が設立され、短大と大学は小平校舎に移転した。

これに対して、「武蔵野美術学校」は1969年に「武蔵野美術学園」と名称を変更し、現在まで創立当初の吉祥寺校舎を使用してきた。造形芸術科とメディア表現科2科があり、その中に5専攻2コースを有し、1年単位だった。

造形芸術科には、絵画、彫刻、日本画、版画の4専攻があり、絵画専攻内に水彩・パステルコースがあった。メディア表現科には、イラストレーションの1専攻で、専攻内に絵本コースがあった。それぞれ、基礎課程、専門課程、研究課程の3年編成となっていた。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。