「アイネクライネ」三浦春馬、多部未華子ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年9月13日】中堅の映画配給会社のギャガ(港区南青山2-22-8、TYビル)は9月21日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「アイネクライネナハトムジーク」の公開を記念して、三浦春馬さん、多部未華子さんらによる舞台あいさつを開く。

9月20日から一般公開される「アイネクライネナハトムジーク」((C)2019映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会)。

21日10時15分の回上映終了後と13時40分の回上映前に、監督の今泉力哉(いまいずみ・りきや)さんをはじめ、主人公の会社員「佐藤」役の三浦春馬(みうら・はるま)さん、「本間紗季」役の多部未華子(たべ・みかこ)さん、織田由美の友人で美容師「美奈子」役の貫地谷(かんじや)しほりさん、佐藤の同級生の妻「織田由美」役の森絵梨佳(もりえ・りか)さん。

織田由美の娘「織田美緒」役の恒松祐里(つねまつ・ゆり)さん、織田美緒の同級生「久留米和人」役の萩原利久(はぎわら・りく)さん、主題歌「小さな夜」と劇中音楽を担当した斉藤和義(さいとう・かずよし)さんが舞台に登場してあいさつする。斉藤和義さんは13時40分の回のみの予定としている。

「アイネクライネナハトムジーク」は作家の伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)さんが2014年に刊行された6編の連作短編集「アイネクライネナハトムジーク」(幻冬舎)が原作で、2015年の本屋大賞(第12回)で第9位にランクされた。タイトルはモーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart、1756-1791)の楽曲「アイネ(ある)クライネ(小さな)ナハト(夜の)ムジーク(曲)」から採られている。

物語は仙台駅前で街頭アンケートを集めていた会社員の佐藤が、ふとしたきっかけでアンケートに応えてくれた女性・紗季と出会い、付き合うようになる。そして10年後、佐藤は意を決して紗季にプロポーズするが。

佐藤と紗季を中心に、美人の同級生・由美と結婚し幸せな家庭を築いている佐藤の親友・一真(矢本悠馬=やもと・ゆうま=さん)や、妻子に逃げられて途方にくれる佐藤の上司・藤間(原田泰造=はらだ・たいぞう=さん)、由美の友人で声しか知らない男に恋する美容師の美奈子など周囲の人々を交えながら、不器用でも愛すべき人々のめぐり合いの連鎖を10年の歳月にわたって描き出している。

ウイキペディアなどによると、今泉力哉さんは1981年福島県生まれ、名古屋市立大学芸術工学部を卒業、在学時から自主映画の制作をはじめ、卒業後は大阪の吉本総合芸能学院NSCに通い、上京して、映画学校ニューシネマワークショップで映画制作を再開、2008年に「微温」で水戸短編映像祭でグランプリ、2009年に「最低」でタマ・シネマ・フォーラム(TAMA CINEMA FORUM)でタマニューウエーブ(TAMA NEW WAVE)、2010年に第2回下北沢映画祭で準グランプリを受賞した。

2011年に1990年頃に活躍したバンド「たま」の元メンバー3人を題材にしたドキュメンタリー「たまの映画」で商業映画監督デビューし、2011年に「終わってる」を監督、2013年に「サッドティー」が第26回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品、2013年に「こっぴどい猫」が第12回トランシルヴァニア国際映画祭で最優秀監督賞、2016年に「退屈な日々にさようならを」が第29回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品された。

チケットは14日0時からネットなどで販売し、同日オープン時から劇場で販売する。料金は1900円均一。