丸善日本橋でつかはらゆきこ「ply-split」バッグ展

【銀座新聞ニュース=2019年9月13日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は9月18日から24日まで3階スパインスペースでつかはらゆきこさんによる「布と糸と、ply-splitのバッグ展」を開く。

丸善・日本橋店で9月18日から24日まで開かれるつかはらゆきこさんの「布と糸と、ply-splitのバッグ展」のフライヤー。

織物作家のつかはらゆきこさんがインドで古くから伝わる「プライスプリット(ply-split)」技法を使って制作したバッグ類を展示販売する。

「アート&クラフト・フォーラム(ART&CRAFT forum)」によると、プライスプリット(ply-split、撚り割り)技法は撚(よ)りひもの撚りを割り、そのすき間に撚りひもを通しながら平面をつくる技法で、インド西北部の砂漠地帯の牧畜民がラクダの腹帯づくりのために考え出したテキスタイル技法とされている。織り、編み、組み構造の要素と重なりながら、さらに撚り特有の作用が加わることで表現の幅が広がるという。

この技法については1980年頃より欧米の研究者による調査が行われ、1998年に僻地に5回も入って直接学んだ技法を網羅した、ピーター・コリングウッド(Peter Collingwood)さんが「テクニック・オブ・プライスプリット・ブレイディング(The Techniques of PLY-SPRIT BRAIDING)」を出版したことで広く知られるようになった。

期間中、毎日11時から18時までつかはらゆきこさんが来場する。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。