有楽町「宮本から君へ」池松壮亮、真利子哲也が舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年9月22日】中堅映画配給会社のスターサンズ(中野区中央1-35-6、03-6304-0807)と書籍、映画配給事業、ネットワークエンタテインメントなどを運営するカドカワ(中央区銀座4-12-15、歌舞伎座タワー)グループ傘下の書籍、映画配給などの事業会社、KADOKAWA(千代田区富士見2-13-3)は9月29日に角川シネマ有楽町(千代田区有楽町1-11-1、読売会館、03-6268-0015)で「宮本から君へ」に出演する池松壮亮さんらによる舞台あいさつを開く。

9月27日から一般公開される「宮本から君へ」(C)2019「宮本から君へ」製作委員会)。

29日10時30分の回上映終了後に、監督の真利子哲也(まりこ・てつや)さんと「宮本浩」役の池松壮亮(いけまつ・そうすけ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「宮本から君へ」はマンガ家の新井英樹(あらい・ひでき)さんが週刊マンガ誌「モーニング」(講談社)に1990年35号から1994年34号に連載された「宮本から君へ」が原作で、講談社から「モーニングKC」として全12巻が刊行され、2009年に太田出版から全4巻の豪華本(百万年書房/太田出版刊)が刊行されている。1992年度に第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞している。2018年4月から6月までテレビ東京系で連続ドラマ化されている。主演は池松壮亮さんで、真利子哲也さんが全話の脚本演出を手掛けた。

物語は超不器用人間ながら誰よりも正義感の強い宮本浩が、文具メーカーで営業マンとして働いているとことからはじまる。会社の先輩である神保(松山ケンイチ=まつやま・けんいち=さん)の仕事仲間、中野靖子(蒼井優=あおい・ゆう=っさん)と恋に落ちた宮本は、靖子の自宅に招かれるが、そこに靖子の元彼である裕二(井浦新=いうら・あらた=さん)がやってくる。

靖子は裕二を拒むために宮本と寝たことを伝えるが、激怒した裕二は靖子に手を挙げてしまう。そんな裕二に、宮本は「この女は俺が守る」と言い放ったことをきっかけに、宮本と靖子は心から結ばれるが。

ウイキペディアによると、真利子哲也さんは1981年東京都生まれ、法政大学文学部日本文学科を卒業、東京芸術大学大学院映像研究科を修了、大学在学中より8ミリ映画を撮り始め、2003年に「極東のマンション」、2004年に「マリコ三十騎」を監督し、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で2年連続グランプリを受賞するなど9つの映画祭で賞を受賞した。

その後、冨永昌敬(とみなが・まさのり)さんらのメイキングディレクターを務め、東京芸術大学大学院映像研究科に入学し、2009年に同大学大学院を修了、修了作品として監督した初の長編映画「イエローキッド」が海外の映画祭で高い評価を受け、異例の一般公開となった。

2011年に「ニニフニ(NINIFUNI)」が第64回ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に招待され、2016年に「ディストラクション・ベイビーズ」で商業映画デビュー、第69回ロカルノ国際映画祭最優秀新進監督賞や第38回ヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞した。2018年にテレビドラマ「宮本から君へ」の脚本、演出すべてを手掛け、2019年には映画化される。2018年度に新進芸術家海外派遣制度により1年間ケンブリッジ大学に留学した。

チケットはチケットぴあを通じて、プレリザーブを受付中で、24日11時締め切り。25日10時から一般発売する。作品は「R15+」(15歳以上観覧可)に指定されている。