ピカデリ「最高の人生」吉永小百合、天海祐希ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年10月4日】アメリカ映画業界第3位、ワーナー・ブラザースグループの日本の映画配給会社、ワーナー・エンターテイメント・ジャパン(港区西新橋1-2-9、日比谷セントラルビル)の「ワーナー・ブラザース映画」は10月11日に丸の内ピカデリー(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、03-3201-2881)で「最高の人生の見つけ方」の出演者らによる舞台あいさつを開く。

10月11日から一般公開される「最高の人生の見つけ方」((C)2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会)。

11日15時10分の回上映終了後と18時の回上映前に、監督の犬童一心(いぬどう・いっしん)さんをはじめ、主人公の専業主婦「北原幸枝」役の吉永小百合(よしなが・さゆり)さん、ホテルチェーンの社長「剛田マ子」役の天海祐希(あまみ・ゆうき)さん、剛田マ子の秘書「高田学」役のムロツヨシ(むろ・つよし)さん、幸枝の娘「北原美春/若き日の幸枝」役の満島(みつしま)ひかりさん。

映画に出演している「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子(ももた・かなこ)さん、玉井詩織(たまい・しおり)さん、佐々木彩夏(ささき・あやか)さん、高城(たかぎ)れにさん、幸枝の夫「北原孝道」役の前川清(まえかわ・きよし)さんが舞台に登場してあいさつする。

「最高の人生の見つけ方」は2007年にアメリカで公開された映画(原題:The Bucket List)のリメイクで、監督がロブ・ライナー(Robert “Rob” Reiner)さん、脚本をジャスティン・ザッカム(Justin Zackham)さんが手がけ、主人公の「エドワード・コール」をジャック・ニコルソンジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)さん、一緒に冒険に出る「カーター・チェンバーズ」をモーガン・フリーマン(Morgan Freeman)さんが演じた。今回のリメイクでは、女性2人を主人公にしたストーリーにしている。

物語は人生のほとんどを家庭のために捧げてきた主婦・幸枝と、仕事だけに生きてきた大金持ちの女社長・マ子。余命宣告を受けた2人は病院で偶然に出会う。初めて人生に空しさを感じていた彼女たちがたまたま手にしたのは、入院中の少女が書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」だった。

幸枝とマ子は、残された時間をこのリストに書かれたすべてを実行するために費やす決断をし、自らの殻を破っていく。これまでの人生で決してやらなかったことを体験していく中で、彼女たちは今まで気づくことのなかった生きる楽しさと幸せをかみしめていく。そして、そんな彼女たちに待っていたのは、ある奇跡だった。

ウイキペディアによると、犬童一心さんは1960年東京都生まれ、東京造形大学造形学部を卒業、高校時代から自主制作映画の監督、制作をはじめ、1979年に「気分を変えて?」でぴあフィルムフェスティバルに入選した。池袋文芸坐(現新文芸坐)主催のMWC(マインド・ウェーブ・シネマ)に参加し、1982年に「赤すいか黄すいか」(16ミリフィルム)、1983年に「夏がいっぱい物語」(8ミリフィルム)などの作品を手がけた。

大学卒業後は朝日プロモーション(現ADKアーツ)に入社、CMディレクターとして多くのテレビCMの企画・演出を手掛け、ACC賞、IBA、ニューヨークフィルムフェスティバルなどを受賞している。1993年に「何もかも百回も言われたこと」を監督、同年、実写とアニメを組み合わせた短編「金魚の一生」を監督し、「キリンコンテンポラリーアワード」1993年度の最優秀作品賞を受賞した。1994年に「二人が喋ってる。」で長編監督としてデビューし、1996年に「サンダンスフィルムフェスティバルイン(in)東京」でグランプリ、第37回日本映画監督協会新人賞、1998年に「大阪物語」の脚本を手掛けた。

2003年に第54回芸術選奨映画部門において、「ジョゼと虎と魚たち」が「芸術選奨新人賞」に選ばれた。マンガ家の大島弓子(おおしま・ゆみこ)さんのファンで、自主映画時代を含め3本の長編作品を映画化している。1970年代のホラー映画のファンで、2014年に連続テレビドラマ「セーラーゾンビ」の企画・脚本・総合演出を担当した。2014年より毎年目黒シネマで市川準(いちかわ・じゅん、1948-2008)の監督作を集めた特集上映を企画、2016年に初の小説「我が名は、カモン」(河出書房新社)を出版している。現在もADKアーツに所属している。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選販売を受付中で、7日11時締め切り。8日10時から一般発売する。料金は全席指定で2100円均一。