「空の青さ」吉沢亮、吉岡里帆、若山詩音ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年10月15日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は10月20日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「空の青さを知る人よ」の声優による舞台あいさつを開く。

現在、一般公開中の「空の青さを知る人よ」((C)2019 SORAAO PROJECT)。

20日9時45分の回上映終了後に、監督の長井龍雪(ながい・たつゆき)さんをはじめ、声優でミュージシャンを夢見る青年「金室慎之介」役の吉沢亮(よしざわ・りょう)さん、慎之介の元恋人「相生あかね」役の吉岡里帆(よしおか・りほ)さん、あかねの妹で高校2年生の「相生あおい」役の若山詩音(わかやま・しおん)さんが舞台に登場してあいさつする。

「空の青さを知る人よ」はアニメ監督の長井龍雪さん、脚本家の岡田麿里(おかだ・まり)さん、キャラクターデザイナーの田中将賀(たなか・まさよし)さんが結成したアニメ制作チーム「超平和バスターズ」によるオリジナル作品で、2011年の「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」(通称:あの花)、2015年の「心が叫びたがってるんだ。」(通称:ここさけ)とともに3部作として位置付けられている作品で、前2作同様に埼玉県秩父市周辺が舞台として設定されている。

物語は秩父の町に暮らす高校生の相生あおいは、進路を決める大事な時期なのに受験勉強もせず、東京へ出てバンドをやることをめざして大好きなベースを弾いて毎日を過ごしているところからはじまる。

あおいには唯一の家族である姉のあかねがいるが、2人は13年前に事故で両親を亡くしており、当時高校3年生だったあかねは恋人・金室慎之介との上京を断念して地元で就職し、妹の親代わりを務めてきた。あおいは自分を育てるために多くのことを諦めた姉に対し、負い目を感じていた。

そんなある日、町の音楽祭に大物歌手の新渡戸団吉が出演することになり、そのバックミュージシャンとして、あかねと別れたきり音信不通になっていた慎之介が町へ帰ってくる。時を同じくして、まだあかねと別れる前の慎之介が、13年前の過去から時を超えてあおいの前に現れる。

ウイキペディアによると、長井龍雪さんは1976年新潟県生まれ、新潟デザイン専門学校広報プランニング科を卒業、新潟の印刷会社に就職し、営業を務め、2000年に「ハンドメイド(HAND MAID)メイ」のシリーズ全体の制作担当や制作進行を務め、第11話「あきらめません」で演出助手として監督の木村真一郎(きむら・しんいちろう)さんと共に演出を手がけた。

その後、2002年に木村真一郎さんが監督した「ジーオン(G-on)らいだーす」や「こすぷれコンプレックス(COMPLEX)」などに参加し、2003年から2004年にWOWOWで放送された「まぶらほ」などで監督補佐を務め、事実上、監督業と第1話「きちゃった…」の絵コンテと演出を経験した。

2006年にフジテレビ系の「ハチミツとクローバー2」で初監督、2007年にサンライズ創立35周年記念作品「アイドルマスター ゼノグラシア(XENOGLOSSIA)」で監督を務めた。2008年に監督した「とらドラ!」で注目され、2009年に「とある科学の超電磁砲」の監督を務め、2011年にる完全オリジナルアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の監督を務め、芸術選奨新人賞メディア芸術部門を受賞した。業界入りしてから現在に到るまで一貫してフリーで活動している。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、17日11時締め切り。料金は一般2100円、大学生・専門学生1700円、高校生・3歳以上中学生まで、障がい者1200円、シニア1400円。