M84でA・ヘプバーン展

【銀座新聞ニュース=2019年11月15日】Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3、ウインド銀座ビル5階、03-3248-8454)は11月18日から12月28日まで小さな写真展「女優 Audrey Hepburn」を開く。

アート・ギャラリー・エムハッシー(Art Gallery M84)で11月18日から12月28日まで開かれる「小さな写真展「女優 オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)」に展示される「麗しのサブリナ」(麗しのサブリナ 1954(C)pwe/G.I.P.Tokyo)。

英国出身の女優で、「ローマの休日」(Roman Holiday、1953年)でアカデミー主演女優賞を受賞したオードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn、1929-1993)について、ビルダーチブ・ピーター・W.エンゲルメイアー(Bildarchiv Peter W. Engelmeier)やコバール・コレクション(The kobal Collection)の作品から「麗しのサブリナ」(1954年)など代表作である映画のワンシーンやポートレート作品約26点を展示する。

また、2020年版オードリー・ヘプバーンのカレンダー、ポストカード、クリアーファイルも販売する。

ウイキペディアによると、オードリー・ヘプバーンは1929年5月4日ベルギー・ブリュッセルのイクセル生まれ、幼少期をベルギー、イングランド、オランダで過ごし、父親がナチズムの信奉者で、子どもたちの子守と性的関係を持ち、母親がこのことを知ると、父親は家を捨てて出て行った。その後1960年代になってから、赤十字社の活動を通じて父親とダブリンで再会している。

1939年から1945年にわたってオランダのアーネム音楽院に通い、バレエを学んだ。その後、オランダのヘルダーラントのフェルプ近郊へ移ったが、大戦中に栄養失調に苦しみ、重度の貧血と呼吸器障害、浮腫に悩まされ、1948年にバレエを学ぶためロンドンへとわたり、英国で数本の映画に出演した後、1951年のブロードウェイ舞台作品「ジジ」で主役を演じ、1953年に「ローマの休日」でアカデミー主演女優賞を獲得した。

その後も「麗しのサブリナ」(1954年)、「尼僧物語」(1959年)、「ティファニーで朝食を」(1961年)、「シャレード」(1963年)、「マイ・フェア・レディ」(1964年)、「暗くなるまで待って」(1967年)などに出演している。

舞台作品では1954年にブロードウェイ舞台作品「オンディーヌ」でトニー賞を受賞している。しかし、女優業は年齢と共に減り、後半生のほとんどを国際連合児童基金(ユニセフ)の仕事に捧げた。

ユニセフへの貢献を始めたのは1954年からで、1988年から1992年にはアフリカ、南アメリカ、アジアの恵まれない人々への援助活動に献身し、1992年には、ユニセフ親善大使としての活動に対してアメリカにおける文民への最高勲章である大統領自由勲章を授与された。この大統領自由勲章受勲1カ月後の1993年1月20日にスイスの自宅で虫垂がんのために63歳で死去した。

コバール・コレクションはジョン・コバール(John Kobal)が1969年にロンドンで設立した世界屈指の映画写真のアーカイブで、およそ200万枚のモノクロとカラーの写真を所有している。

開場時間は10時30分から18時30分(最終日は17時)まで。入場料は600円。展示している作品はすべて販売する。