「ひとよ」佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年11月3日】映画業界売上高13位の日活(文京区本郷3-38-12)は11月9日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「ひとよ」の公開を記念して、出演者らによる舞台あいさつを開く。

11月8日から一般公開される「ひとよ」(C)2019「ひとよ」製作委員会)。

9日10時10分の回上映終了後と13時40分の回上映前に、監督の白石和弥(しらいし・かずや)さんをはじめ、稲村家の次男でフリーライター「稲村雄二」役の佐藤健(さとう・たける)さん、稲村家の長男で電気店で働く「稲村大樹」役の鈴木亮平(すずき・りょうへい)さん、稲村家の長女でスナックで働く「稲村園子」役の松岡茉優(まつおか・まゆ)さん、稲丸タクシーの新人運転手「堂下道生」役の佐々木蔵之介(ささき・くらのすけ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「ひとよ」は女優、劇作家、演出家の桑原裕子(くわばら・ゆうこ)さんが主宰する「劇団カクタ(KAKUTA)」が2011年に初演した舞台を元に映画化したもので、白石和弥さんが監督、脚本を高橋泉(たかはし・いずみ)さんが手がけている。

物語はタクシー会社を営む稲村家の母こはる(田中裕子=たなか・ゆうこ=さん)が、愛した夫の暴力行為から子どもたちを守ろうとして夫を殺害してしまうところからはじまる。最愛の3人の子どもたちの幸せのためと信じての犯行だった。

こはるは子どもたちに15年後の再会を誓い、家を去った。運命を大きく狂わされた次男・雄二、長男・大樹、長女・園子、残された3人の兄妹は、事件のあったあの晩から、心に抱えた傷を隠しながら人生を歩んでいた。そして、15年の月日が流れた。3人のもとに母こはるが帰ってきた。

ウイキペディアによると、白石和弥さんは1974年北海道旭川市生まれ、北海道旭川西高校を卒業、1995年に中村幻児(なかむら・げんじ)さんの映像塾に参加し、以後、若松孝二(わかまつ・こうじ、1936-2012)に師事し、フリーの演出部として行定勲(ゆきさだ・いさお)さん、犬童一心(いぬどう・いっしん)さんの監督の作品に参加した。

2009年に「ロストパラダイス・イン・トーキョー」で長編映画監督としてデビューし、2013年に「凶悪」、2016年に「日本で一番悪い奴ら」や「牝猫たち」、2017年に「彼女がその名を知らない鳥たち」などを監督している。

チケットはローソンチケットを通じて、プレリクエスト先行抽選を受付中で、4日23時59分締め切り。7日18時から一般発売する。料金は2000円均一。作品は「PG12」(12歳未満は、親または保護者の助言・指導が必要)に指定されている。

注:「白石和弥」の「弥」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として現代漢字(常用漢字)を使用しています。