ギャルリー志門で柴田昌一銅版画展

【銀座新聞ニュース=2019年11月18日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は11月18日から23日まで柴田昌一さんによる「銅版画展-My landscape」を開く。

ギャルリー志門で11月18日から23日まで開かれる柴田昌一さんによる「銅版画展-マイ・ランドスケープ(My landscape)」のフライヤー。作品名は「マイ・ランドスケープ(モニュメント)」。

銅版画家の柴田昌一(しばた・しょういち)さんが新作を中心に「わが風景(My landscape)」と題して7年ぶりに個展を開く。

柴田昌一さんは前回の2012年の個展では「ヒロシマ資料より」と題し、数年間、「ヒロシマ」をテーマにして制作してきた。今回は原点の「ランドスケープ(Landscape)」に戻し、「マイ・ランドスケープ(My Landscape)」とは、柴田昌一さんの内なる光景ともいうべき意味という。

「前回の広島、その前の化石、流木、扉、宇宙などなど、これらを内包した」作品展で、「今まで関心の赴くままに素材を選んで描いてきたが、それらが琴線に触れるものは常に命の不思議であった。(中略)現代に生きる不安・悲しみ・祈りなど深奥の黒くどっしりとした塊の解放」としている。

柴田昌一さんは1935年神奈川県生まれ、1960年に武蔵野美術学校を卒業、1956年に第1回シェル賞展佳作、1974年に春陽会新人賞、1975年に日本版画協会新人賞、1976年から個展を開き、1982年に日本国際美術展ブリヂストン美術館賞。

1991年に毎日現代日本美術展富山県立美術館賞、1994年に春陽会岡鹿之助賞などを受賞、現在、日本美術家連盟会員、日本版画協会会員、春陽会会員。

18日11時からオープニングパーティーを開く。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。