丸善日本橋で松元洋一「器」展、花器や酒器等

【銀座新聞ニュース=2019年11月24日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(東京都中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は11月27日から12月3日まで3階ギャラリーで松元洋一さんによる「埴のうつわ展」を開く。

丸善・日本橋店で11月27日から12月3日まで開かれる松元洋一さんの「埴のうつわ展」に展示される作品。飾られている花はいけばな草月流の小沢昌恵(おざわ・まさえ)さんと藤原清美(ふじわら・きよみ)さんの作品。

奈良県で窯を構える陶芸作家の松元洋一(まつもと・よういち)さんが「埴(はに)のうつわ」と題して、花の器や酒器、直火の器を展示販売する。松元洋一さんは2012年にがんにより闘病生活を送り、2013年春に退院後、器作りを再開し、2014年夏には小さな穴窯を作り、「大窯のもつおおらかな優雅さ。小窯の大胆な鋭利さ」という大小の窯を使って制作し、「来春に焚く大作もろくろの上で想いのままに土が動き、より大きく力強く新しい形」を制作している。

松元洋一さんは1954年奈良県かしわ原市生まれ、1976年に近畿大学農学部を卒業、萩、美濃で修業し、奈良教育大学で研修後、1983年に奈良市鉢伏町に窯を構えた。1979年から1984年まで国展、新匠工芸展で繰り返し入選した。

2007年から2010年までフランスの「サロン・ドートンヌ展」で入選、2010年にフランスの「ガムアート・グランコンクール・インターナショナル2010」でレヴェラシオン賞と銀メダルを受賞し、2014年から2016年まで鳥取大学地域学部付属芸術文化センター非常勤講師を務め、2018年7月に中国・北京で個展を開いている。

毎日、松元洋一さんが19時まで在廊する。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)。