ギャルリー志門で近藤晶昭展

【銀座新聞ニュース=2019年12月9日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は12月9日から14日まで近藤晶昭さんによる個展を開いている。

ギャルリー志門で12月14日まで開かれている近藤晶昭さんの個展に出品される作品。

行動美術協会の絵画部に所属する近藤晶昭(こんどう・まさあき)さんが新作を中心に作品を展示している。

近藤晶昭さんは「人類は、地上に誕生してから、自然を神として崇め、強制、共存してきたが、環境破壊が進む現在、それは危うい状況にある。キャンバスには、人間と自然の共生、共存をテーマに、過去から現在へと時空を超えた人間の記憶の中にある原風景を『円相』として表現している」という。

近藤晶昭さんによると、禅の世界において、「円相」とは、心の形であり、曼荼羅(全世界)であり、過去と現在を結ぶ場所としている。また、「地・水・火・風・ 空」は自然を構成する5つの主要な要素で、それらが危うい状況にあると絵画を通して、発信している。

行動美術協会は1945年11月に、1944年に解散した旧二科会が再建の運動を起こしはじめた中で、旧二科会の有志が立ち上がって新団体として設立され、1946年から第1回春季展と公募展(行動展)を開催し、1950年には絵画部以外に彫刻部が設けられている。

近藤晶昭さんは1967年東京都生まれ、東京造形大学を卒業、1992年に第47回行動美術展に出品(以後毎年出品)、1994年にフランスのサロン・ドートンヌに出展、1995年に東京セントラル美術館油絵大賞展に出品、フィナーレ国際美術展で選考委員会賞(2000年、2001年に入選)、2001年に第19回伊豆美術祭絵画公募展で入選、第15回富嶽ビエンナーレ展 で入選、2002年にスペイン美術賞展で入選、伊豆美術祭絵画公募展で入選している。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。