ミシュラン東京20、3つ星11店、すきやばし、さいとう対象外に

【銀座新聞ニュース=2019年11月27日】フランスの大手タイヤメーカーの日本法人、日本ミシュランタイヤ(新宿区西新宿3-7-1、新宿パークタワー)は11月26日に「ミシュランガイド東京2020」を発表した。

日本ミシュランタイヤが11月29日から発売する「ミシュランガイド東京2020」。

飲食店で3つ星に選ばれたのは2019年版より2店舗減って11店舗(2018年13店、2017年12店、2016年12店、2015年13店、2014年12店、2013年が「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2014年版」で14店、うち東京地区が13店)だった。

これに対して、2つ星が48店(2018年52店(2017年56店、2016年54店、2015年51店、2014年53店、2013年59店)と前年より4店減り、1つ星が167店(2018年165店、2017年166店、2106年161店、2015年153店、2014年161店、2013年208店)と2店増えている。

2019年(2020年版)の3つ星店は日本料理の「まき村」(2008年版から1つ星、2011年版から2つ星、2015年版から6年連続3つ星、品川区南大井3-11-5、03-3768-6388)、現代風フランス料理の「カンテサンス」(2008年版から13年連続、品川区北品川6?7?29、ガーデンシティ品川御殿山、03-6277-0090)、現代風フランス料理の「ジョエル・ロブション」(2008年版から13年連続、目黒区三田1-13-1、恵比寿ガーデンプレイス、03-5424-1347)。

寿司の「鮨 よしたけ」(2012年版から9年連続、中央区銀座7-8-13、Brown Place、03-6253-7331)、フランス料理店「ロオジエ」(2010年版に3つ星、以来9年ぶり、2019年版から2年連続で3つ星、中央区銀座7-5-5、03-3571-6050)、新日本料理の「龍吟」(2018年版から2つ星、2012年版から9年連続、千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、03-6630-0007)、日本料理の「虎白(こはく)」(2012年版から2つ星、2016年版から5年連続3つ星、新宿区神楽坂3-4、03-5225-0807)。

日本料理の「石かわ」(2008年版で2つ星、2009年版から12年連続3つ星、新宿区神楽坂5?37、高村ビル、03-5225-0173)、日本料理の「麻布 幸村」(2008年版で1つ星、2009年版で2つ星、2010年版から11年連続、港区麻布十番1-5-5、03-5772-1610)、日本料理の「かんだ」(2008年版から13年連続、港区元麻布3-6-34、カーム元麻布、03-5786-0150)、今回新たに3つ星を獲得したのが日本料理の「かどわき」(2009年版から2つ星、港区麻布十番2-7-2、03-5772-2553)。

このうち、かんだ、カンテサンス、ジョエル・ロブションの3店が13年連続で3つ星を獲得した。また、2019年版まで3つ星として掲載されていた「すきやばし次郎本店」と「鮨さいとう」は一般予約が不可となったため、ミシュランガイドの掲載対象外となった。

1つ星のラーメン店は「創作麺工房 鳴龍」(豊島区南大塚2-34-4、03-6304-1811)と「ソバ・ハウス(SOBA HOUSE)金色不如帰 新宿御苑本店」(新宿区新宿2-4-1、03-5315-4733)と、前年よりも1店舗減った。

東京地区のレストラン、料理店を格付けする「ミシュランガイド東京」は2014年(2015年版)から東京地区に限定し、掲載されている星付き店舗数が2019年226店(2018年230店、2017年234店、2016年227店、2015年217店、2014年226店、2013年281店)と2014年の東京地区限定版になって2年連続で減少した。

他方で「星は付かないけれどもコストパフォーマンスの高い食事を提供する調査員おすすめのレストラン」で5000円以下で提供する店という2013年 (2014年版)から導入したジャンル「ビブグルマン」は、2019年238店(2018年254店、2017年278店、2016年315店、2015年343店、2014年325店、2013年が157店)と16店も減少した。

「ミシュランガイド東京」は2007年に「2008年版」を刊行し、2010年から「ミシュラン ガイド東京・横浜・鎌倉2011」になり、2011年から「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2012」と対象地区を広げてきたが、2014年(2015年版)から2010年版以来5年ぶりに元に戻し、対象地域は2015年の「2016年版」から東京23区まで広げ、今回も23区を対象にしている。

ミシュランでは世界で同一基準を採用しており、1)素材の質、2)調理技術の高さと味付けの完成度、3)料理の独創性、4)コストパフォーマンス、5)常に安定した料理全体の一貫性の5つをいう。

また、実際に匿名で行く料理店では「皿の上のもの」を評価の対象とし、「3つ星」は「そのために旅行する価値がある卓越した料理」、「2つ星」が「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」、「1つ星」が「そのカテゴリーでとくにおいしい料理」と定義している。また、支払いは一般客と同じように、調査員が自分自身で勘定する。

「ミシュランガイド東京2020」は11月29日に発売する予定で、価格は3180円(税別)。