丸善丸の内で、そのだえり「みならいサンタ」原画展

【銀座新聞ニュース=2019年11月28日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は12月25日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーで、そのだえりさんによる「みならいサンタ」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で12月25日まで開かれている、そのだえりさんの「みならいサンタ」原画展に展示される絵本の表紙。「見習いサンタ」というアイデアが楽しい絵本。

絵本作家のそのだえりさんが11月15日に文章と絵を描いた絵本「みならいサンタ」(文溪堂、税別1300円)を刊行したのを記念して、原画を展示している。

「みならいサンタ」は見習いサンタクロースのみなちゃんのお話で、みなちゃんが今年のクリスマスにサンタクロースとしてデビューする。トイレにいって、腹巻きも忘れずに、師匠と一緒にソリに乗って出発する。

今日はクリスマス・イブ。1年で一番忙しい日に、みなちゃんはプレゼントを配りにいく。雪降るまちの夜の空、シャンシャンシャンと鈴を鳴らし、トナカイがソリをひいてゆく。「あの」サンタさんの横について屋根にのぼり、はしごを降り、暖炉から部屋に入り、プレゼントをそっと置く。昇級テストもある。1人でプレゼントを無事に届けることができれば3級だ。さて、みなちゃんは。

そのだえりさんは1981年生まれ、昭和女子大学住居建築学科を卒業、東洋美術学校グラフィック・デザイン科を卒業、2007年にイタリア・ボローニャ国際絵本原画展で入選し、2009年に最初の絵本「セルビス・デュ・ヌイ(Service de nuit)」をフランスで出版、「こわくないもん」を刊行し、現在世界26カ国96人の作家によるイラスト展「ブルー・ブック・グループ(Blue Book Group)展2010年」のメンバーで、日本児童出版美術家連盟会員。

開場時間は9時から21時(最終日20時)まで。