ヴァニラ画廊で古屋兎丸展、描き下ろし188点販売も

【銀座新聞ニュース=2019年12月10日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は12月12日から2020年1月13日まで古屋兎丸さんによる個展「Drawing188」を開く。

ヴァニラ画廊で12月12日から2020年1月13日まで開かれる古屋兎丸展「ドローイング(Drawing)188」のフライヤー。

マンガ家の古屋兎丸(ふるや・うさまる)さんが「時に大胆で実験的に、時に心の機微すら究極的に洗練された線によって描き出すその画力で、展覧会のために描き下ろされた」188点の描き下ろし作品を展示する。

古屋兎丸さんは1968年東京都生まれ、多摩美術大学美術学部絵画科(油絵専攻)を卒業、卒業後は油絵だけで身を立てるのが難しく、アルバイトでイラストを描いて収入を得、マンガ家への転身を決意し、1994年に月刊「ガロ」に掲載された「パレポリ(Palepoli)」でデビュー、高校の美術講師をしながらマンガを描き続け、週刊マンガ誌「π(パイ)」への連載により、フリーとなる。

2005年にオムニバス映画「ズー(ZOO)」の中の「陽だまりの詩」の脚本・絵コンテ・キャラクターデザインを手がけ、劇団「東京グランギニョル」の舞台をマンガ化した「ライチ光クラブ」で注目され、2012年12月に舞台化された。2016年10月より「ゴーゴーバンチ」(新潮社)で「少年たちのいるところ」を連載し、2017年に単行本として刊行し、2017年1月より「モーニング・ツー」(講談社)で「アマネギムナジウム」を連載している。

開場時間は12時から19時(最終日は17時)。入場料は600円。31日、1月1日、2日は休み。作品は12日の初日については、会場で申し込み順に受け付け(写真付き身分証明書の提示が必要)、多数の申込者がいる作品に関しては抽選する。残った作品については13日からは先着順に販売する。受け渡しは終了後1カ月後をめどに行う。