「シンカリオン」応援上映、佐倉綾音ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年12月20日】阪急阪神東宝グループで、映画の制作配給、演劇の興行などの国内最大手、東宝(千代田区有楽町1-2-2、東宝日比谷ビル、03-3591-1221)内で映像ソフトなどの制作・販売を手掛ける東宝映像事業部(同)は2020年1月10日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で一般公開される「超進化研究所がおくる!劇場版『シンカリオン』」の応援上映会を開く。

12月27日から一般公開される「劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」((C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・The Movie 2019)。

12月27日から一般公開される「劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のアルファエックス(ALFA-X)」を、2020年1月10日に公開予定のないトーホー(TOHO)シネマズ日比谷で応援上映し、上映前に監督の池添隆博(いけぞえ・たかひろ)さん、アニメーションプロデューサーの山野井創(やまのい・はじめ)さん、主人公の少年「ハヤト」の声優を務めている佐倉綾音(さくら・あやね)さんが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアによると、「新幹線変形ロボ シンカリオン」はJR東日本企画、小学館集英社プロダクション、タカラトミーの3社によって立ち上げられたプロジェクトにより開発され、2015年3月16日から展開されている「新幹線」から変形する巨大ロボットで、タカラトミーより発売されているプラレールのおもちゃシリーズだ。

子どもたちに鉄道ロボットという夢のある新しいコンテンツを提供すべく、「正体不明の巨大な敵に立ち向かうため、日本の夢と技術が詰まった新幹線をベースに開発されたロボ」という設定で、JR東日本が監修しており、実在する新幹線がロボットに変形するキャラクターとして誕生した。企画時からJR東日本企画が関与し、JR東日本のほか、新幹線を運行するJR各社(JR東海、JR西日本、JR北海道、JR九州)や関連企業が協力しており、テレビアニメ版では新幹線車両のほか、実在する鉄道関係施設も登場し、この経緯からテレビアニメで初めて「JRマーク」が正式使用されている。

2018年1月6日から2019年6月29日まではTBS系でアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン ザ・アニメーション(THE ANIMATION)」が放送された。今回は「E5系はやぶさ」や「N700Aのぞみ」など実在する新幹線が変形するロボット「シンカリオン」に乗る運転士となった子どもたちが、大人たちと協力して敵に立ち向かう姿を描いたテレビアニメの劇場版で、「シンカリオン アルファエックス」はJR東日本の高速運転試験車両「E956形(ALFA-X)」をベースに開発された「シンカリオン」だ。

「新幹線超進化研究所」はシンカリオンの開発・運用と、巨大怪物体の研究を行っている特務機関で、東京駅丸の内駅前広場の大深度地下に総合指令部を置き、前線基地となる施設(指令室・分室の指令所およびシンカリオンの整備場)は、JR北海道の新函館北斗駅、JR東日本の鉄道博物館、JR東海のリニア・鉄道館、JR西日本の京都鉄道博物館、JR九州の九州鉄道記念館の大深度地下に存在する。

アニメ版では、日本のみならず世界各地にも支部がある設定になっている。また、超進化研究所とシンカリオンに関係する情報は一般には秘密にされており、表向きは「国家戦略に基づき、官民合同で新幹線に関する最先端技術(新幹線コア技術)の研究・開発を行う組織」とされている。

物語は次世代新幹線開発のための試験車両「アルファエックス」がシンカリオンとして登場し、新たな運転士とともに戦う姿を描いている。地球を狙う新たな敵ナハネの出現によって、再び戦いに身を投じることになったハヤトたち「チームシンカリオン」だったが、ナハネの襲撃によってハヤトの父ホクトが行方不明になってしまう。不安を隠せないハヤトの前に、時空を超えて9歳のホクトが現れる。

タイムスリップしてきた少年ホクトは、地球を守り、元いた時間に戻るため、最新技術を結集して完成した「シンカリオンALFA-X」の運転士になることを決意する。北海道支部、山形支部、大宮支部、名古屋支部、京都支部、門司支部から集結した「チームシンカリオン」は宇宙最強の敵に立ち向かう!チームシンカリオンは日本の平和と安全を守ることができるのか!ハヤトは父・ホクトと再会できるのか。

池添隆博さんは1976年千葉県生まれ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・ジャパンを経て、現在、「スタジオキン(studio-KIN)」代表。2003年から2004年のテレビアニメ「無人惑星サヴァイヴ」の原画を担当したのをはじめ、2004年から2005年にテレビアニメ「絶体絶命でんぢゃらすじーさん」の絵コンテ、演出、作画監督を担当した。

多くのテレビアニメで原画、絵コンテ、演出などを担当し、2009年に「アラド戦記-スラップアップパーティー」で監督を務め、2012年に松本零士さんの「オズマ」の監督、2015年に「ショーバイロック(SHOW BY ROCK)!!」を監督し、2018年にテレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」の監督と絵コンテを手掛けた。劇場アニメでは、今回が初監督となる。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を販売中で、22日23時59分締め切り。料金は全席指定で一般2100円、中学生以下3歳以上1200円。