サニーヘルス、食事や運動で平熱を上げて、やせ体質に

【銀座新聞ニュース=2020年1月11日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「平熱を上げてやせ体質になる方法」を発表した。

運動で筋肉を動かすことで代謝がよくなり、体の中では熱が生まれやすくなる。ジムよりも、日常的に大股、早歩きでも低い平熱が改善する。

もし、あなたが平熱で35度台などと低いと、ダイエットをしても効果が出にくい可能性があるという。また、35度台と低いと、やせにくいだけでなく、風邪をひきやすい、手の指先や足のつま先が冷える、疲れやすい、生理痛が重いなどの症状が出るのも平熱が低い人にありがちな特徴という。「冷えは万病の元」と昔から言われているように、平熱が低いと体に不調が現れやすくなる。

それでは最適な平熱とは何度なのか。2009年の調査によると、日本人の平均体温は36.14度とされている。一方、1957年の調査では36.89度が平均体温だったそうだ。平熱の低い人が昔に比べて増えており、今や「生活習慣病」といっても過言ではない。

1日の中で体温は1度ほど上下するが、一般に36.6度から37度が体内酵素のもっとも活発に働く体温と考えられている。平熱の低い人にとって37度は微熱に感じてしまうが、人間として本来の機能を効率的に保つには、この体温が最適とされている。

体温を維持することと基礎代謝には密接な関係があり、体温を高く保とうとすると、体はそれだけエネルギーを作り出す必要がある。体温が高ければ基礎代謝は高くなり、その反対に体温が低いとは基礎代謝はそれに伴い低くなる。

基礎代謝は内臓や脳、血液循環など体を維持するために自動的に使われるエネルギーで、運動をしなくてもエネルギーが消費されるので、基礎代謝が高いほどやせやすいといえる。

低い平熱の原因は、筋力不足、栄養の偏り、ストレスなどがあり、これらを改善することで平熱を上げることができる。

平熱を上げる方法としては、まずは筋力をつけること。乗り物や家電などにより、昔に比べ現代では運動量の低下に伴い、筋肉量も減ってきている。現代人に体温が低い人が多い理由に、主にこのことが挙げられる。

このため、運動で筋肉を動かすことで代謝がよくなり、体の中では熱が産生されやすくなる。筋肉を動かすことで、体の末端まで血液が循環するので、末端冷え性の人は日常的に体を動かすようにしたい。

だからといって、ジム通いやランニングなど特別な運動をする必要はない。毎日なるべく多く歩き、しかも、その際は大股で早歩き、エレベーターやエスカレーターをなるべく使わず階段を上がる、テレビを見るときにはストレッチやスクワットをしながらなど、まずは生活の中でできることを実行したい。

また、体を温める食べ物や飲み物を取り入れるようにしたい。冷たい食べ物や飲み物の摂取量が多く、食事量が少ない、不規則な生活で食生活が乱れがちなどは、低い平熱の原因となり、やせるどころか肥満の原因にもなる。

実は食事をするだけでも熱は生まれる。食後に体が温まることは知られているが、これは食べた物を消化する際に熱が発生する、「食事誘発性熱産生(DIT)」と呼ばれる現象で、体を温める作用のある食品、血行を良くする食品を選び、温かい料理を食べることも大切といえる。特に、熱を産生する筋肉を作る元となるタンパク質(魚、肉、卵)や、血液を作る鉄(レバー、赤身肉、貝類、小松菜など)は、毎日適量を摂るようにしたい。

では、体を温める食べ物としては、野菜では、ネギ、ショウガ、にんにく、れんこん、ごぼう、にんじんなど。色の濃いものとしては、小豆、紅茶、赤ワイン、黒ゴマ、黒豆、玄米など。動物性食品としては、ヒレやももなど赤身の部位の肉、レバー、サケ、イワシ、チーズなどだ。

体温調整には自律神経とホルモンが大きく関わっていて、これらのバランスを崩すのは、やはりストレスが原因となる。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、前者は日中など活発に活動している時に優位になり、後者は夜やリラックスしている時に働く神経をいう。

強いストレスを受けるとこれらのバランスが崩れ、血流の悪化や、体内酵素が活発に働かなくなるなど、平熱の低化に繋がる。また、睡眠不足や不規則な生活も、自律神経のバランスを崩す原因になる。ストレスの緩和と体を温めることの両方に有効なのは、腹式呼吸や、ゆっくり湯船に浸かったり、温かいハーブティーを飲むことなどがお勧めという。毎日の習慣にすることを意識してほしい。

また、シャワーだけで済ませずに、温かい風呂にゆっくり浸かり、体を芯から温めたい。リラックスして副交感神経が高まるので、体を温める相乗効果が得られる。薄着は厳禁で、女性はスカートよりもパンツスタイルのほうが平熱アップには有効とされている。しかし、それでもスカート派の人は、厚手のタイツやオーバーパンツを利用するようにしたい。在宅時や就寝時には腹巻をつけるのも効果的という。

低い平熱はダイエットや健康、肌のコンディションにまで影響するので、生活習慣を少しずつ変えて、体質改善をめざしたい。