田中が銀座店に東京マラソン2020メダルを展示

【銀座新聞ニュース=2020年1月31日】貴金属業界のTANAKAホールディングス(千代田区丸の内2-7-3、03-6311-5511)は2月1日から27日までギンザタナカ銀座本店(中央区銀座1-7-7、03-3561-0491)1階エントランスに「第14回東京マラソン2020表彰メダル」を展示する。

田中貴金属グループが製作する「第14回東京マラソン2020表彰メダル」。

3月1日に開かれる「東京マラソン」の表彰メダルは、2007年の第1回大会以来、毎回、1位から3位に贈られる表彰メダルを田中貴金属グループが製作しており、今回も1位の金メダル(純金製=24K、直径約65ミリ、厚さ2.8ミリ、重さは約180グラム)、2位の銀メダル(純銀製、直径約65ミリ、厚さ2.8ミリ、重さは約100グラム)、3位の銅メダル(純銅製、直径約65ミリ、厚さ2.8ミリ、重さは85グラム)、男女と車いすマラソン男女の上位3位まで計12個を提供する。

メダルのデザインは、江戸時代より伝わる伝統的な江戸小紋の文様をモチーフにし、着物に使用される特徴的なパターンである「桜」をはじめ「七宝繋ぎ」や「青海波(せいがいは)」、さらに「麻の葉」や「鹿の子」と「工字繋ぎ」を着物の衿に見立て重ね合わせることで「脈々と受け継がれる伝統と、ランナーとそれを支える応援者の重なり合う想い」を表している。

ウイキペディアなどによると、東京マラソンは2007年から東京都で行われるマラソン大会で、毎年2月第4日曜日(2009年大会と2020年大会は3月開催)に開かれる。2013年大会から「ワールドマラソンメジャーズ」(2015-2016年シーズンからアボット・ラボラトリーズがタイトルスポンサーとなり、名称も「アボット・ワールドマラソンメジャーズ」に変更)に加入し、世界の主要なマラソン大会のひとつとなっている。

2月1日から27日までギンザタナカ銀座本店1階に展示される「第14回東京マラソン2020表彰メダル」イメージ。

東京都心部で行われていたマラソン大会は、1981年から2006年まで開かれていた「東京国際マラソン」(男子)と1979年から2008年まで行われた「東京国際女子マラソン」、2002年から2006年の間行われた市民ランナー、障害者向け10キロのロードレース「東京シティロードレース」の3種があった。

それらをひとつに統合して「ニューヨークシティマラソン」や「ロンドンマラソン」、「ボストンマラソン」に匹敵する市民参加型大規模シティマラソンとして、東京マラソンが企図された。2010年に国際陸上競技連盟(IAAF)の世界ロードレース格付け制度で、ニューヨークマラソンなどにならび市民参加型大規模レースとして日本唯一の「ゴールドラベル」を獲得している。

男女マラソン、車いすマラソン、ジュニア&ユース(大会当日満16歳から満18歳まで)、障害者(車いすの部、視覚障害者、知的障害者、移植者)10キロがある。男子マラソンは、2006年の第27回大会で終了した東京国際マラソンの後継大会として位置づけられ、世界陸上選手権をはじめとする国際大会の代表選考レースとなっている。

一方で、女子マラソンについては2008年まで「東京国際女子マラソン」が「東京マラソン」と並行して行われ、2009年から2014年にかけては「東京国際女子マラソン」の事実上の後継大会として「横浜国際女子マラソン」が開かれたが、2015年から「横浜国際女子マラソン」の事実上の後継大会として「さいたま国際マラソン」(2020年12月13日は中止)として開かれるため、「東京マラソン」は事実上のオープン大会となっている。

男女マラソン(選考会)は2006年以降の夏季アジア大会開催年と2007年以降の西暦奇数年と2008年以降夏季オリンピック開催年と2016年以降の夏季障害者パラリンピック開催年は、それぞれの年に行われる世界陸上選手権大会、夏季オリンピック、アジア競技大会の代表選考会第3戦となっている(女子のみ一部を除き参考レース扱い)。

2009年から日本のマラソン大会としては初の賞金レースとなり、総額賞金は、世界記録を更新された場合という条件付きのボーナス賞金も含めて1億1240万円となっている。2020年は1位が1100万円、2位が400万円、3位が200万円(以下10位まで)、世界記録が3000万円(男女とも1位)、日本記録が500万円(男女とも1位、ほかに日本実業団陸上競技連合が1億円)、大会記録が300万円(男女とも1位)が贈られる。

また、2010年6月30日に東京都と日本陸連による組織委員会を発展的解消する形で「一般財団法人東京マラソン財団」(Tokyo Marathon Foundation)が設立され、2011年大会以降は同財団が主催し、これまでの主催だった東京都と日本陸連は共催団体となった。

東京マラソンの運営に際しては、毎回約1万人の無償ボランティアが参加し、約3万人の市民ランナーを約1万人の市民ボランティアが支える大会となっている。2016年大会までは先着順だったが、2017年大会からは完全抽選制になっている。

コースは2007年から2016年までは東京都庁舎前をスタートして、東京ビッグサイトがゴールだったが、2017年から東京都庁舎前をスタートして、皇居前の御幸通りをゴールに変更されている。また、抽選の結果当選し、申し込みを完了した参加予定者は、前日まで開催されるプレイベント「東京マラソンEXPO」会場内にて受付を済ませてナンバーカード(ゼッケン)を受け取る。

「東京マラソンEXPO」は参加予定者がナンバーカード(ゼッケン)を受け取るために開かれているプレイベントで、日本全国と海外からの3万6000人のランナーを含め、10万人以上が訪れるランニングのトレードショーになっており、これに合わせて、最新のギアやアパレル、各出展社のサービスなど多くのデモを体験することができる場になっている。

田中貴金属グループでは、東京マラソン以外にも、1964年の東京オリンピックの公式記念メダルでも記念メダルを製作している。

また、ギンザタナカ銀座本店でのメダル展示には、東京を代表する建物やランナーのシルエットをデザインし、正面には東京駅を背にゴールする人を表したペーパーアートを用いたオリジナルの展示台を使用している。

さらに、28日には京王プラザホテルで予定されている「東京マラソン2020プレスカンファレンス」(記者会見)にも展示する。