大丸東京で「あんぱんの日」に銀座木村家やアウレリアのあんぱん等

【銀座新聞ニュース=2020年4月3日】国内百貨店業界第2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営する大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)は4月4日に地階「ほっぺタウン」で「あんぱんの日 記念フェア」を開く。

大丸東京店で4月4日の「あんぱんの日」に販売される銀座木村家の「酒種 桜」。1875年4月4日に明治天皇に献上され、以降、宮中御用達となったことから2001年に4月4日が「あんぱんの日」とされた。

4月4日の「あんぱんの日」に、あんぱんの元祖「木村屋総本店」グループの「銀座木村家」の北海道産小豆のこし餡と八重桜の塩漬けが伝統の酒種生地に溶け合う「酒種桜」(1個170円)、「小倉」(同)、「けし」(同)、「白餡ベース」に風味のいい屋久島産100%のたんかんのジュース・ミンチ・カットピールを使った季節のフレーバー「酒種 屋久島たんかん」(230円)。当日、1080円(税込)円以上購入すると、先着20人まで「酒種 桜」を1個プレゼントする。

「カーラ・アウレリア」の五穀の香ばしさと素焚糖あんの甘さが特徴の和菓子のようなあんぱん「五穀あんぱん」(1個216円、4日のみ20円引き)、全粒粉生地を使った「全粒粉あんぱん」(1個270円、4日のみ20円引き)、全粒粉100%で仕込んだ食パン生地で、桜の葉入りの桜あんと桜もちを1個包み焼き上げした「全粒粉桜あんぱん」(1個216円、4日のみ20円引き)。

「ポール・ボキューズベーカリー」の粒あんを包み込んだドーナツ「あんドーナツ」(1個183円、4日のみ20円引き)、十勝産の小豆を使用したこし餡を包んだ「あんぱん(こしあん)(同、4日のみ20円引き)、十勝産の小豆を使用したつぶ餡を包んだ「あんぱん(つぶあん)」(同、4日のみ20円引き)を販売する。

ウイキペディアによると、「あんぱん」は1869(明治2)年に東京・芝区で「木村屋総本店(当初は文英堂)」を創業した木村安兵衛(きむら・やすべえ、1817-1889)と2男で2代目の木村英三郎(きむら・えいざぶろう)が1874(明治7)年に、饅頭にあんが入っていたことからヒントを経て、あんと入れるパンを作った。小豆餡をパン生地でくるみ、外は西洋で中は和風、発酵に酒種酵母を使用した「あんパン(酒種あんぱん)」を開発した。

1875(明治8)年には、縁のあった旧幕臣で明治天皇(めいじ・てんのう、1852-1912)の侍従を務めていた山岡鉄舟(やまおか・てっしゅう、1836-1888)の仲介で、同年4月4日に隅田川花見で明治天皇が向島の旧水戸藩下屋敷訪問の際に、木村屋のあんパンが茶菓子として献上された。

このあんパンは中央に桜の花びらの塩漬けをあしらったもので、天皇夫妻、特に皇后から気に入られ、あんパンを食べた明治天皇は「ひきつづき納めるように」と伝えられ、以降、宮中御用達とされた。この明治天皇に献上された4月4日を2001年に「あんぱんの日」として日本記念日協会に登録された。

営業時間は10時から18時。