「宣言」21日、ホテル内の店は朝食専用、ビル建設中断、新橋の金券店がマスク

(写真説明は本文の後にあります)
【銀座新聞ニュース=2020年4月28日】「緊急事態宣言」が出されて21日目となる4月28日は、朝は晴れていたが、夕方から少し寒くなったので、5丁目の裏通りを中心に、足を伸ばして新橋方面と外堀通りなどを歩いてみた。

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5丁目の辺りはコーヒー店とラーメン店が多く、ほとんどのコーヒー店が時間を短縮しているものの、営業はしている。また、あるビルでは、エステサロンとヘアーサロン(美容室)が同じビルの階上にあり、入り口にPR用のボードを出して、営業していることを歩行者に知らせている。

別のビルでは、1階に入店している店舗を示すPR板があり、その上に、各店の営業状況を示したお知らせを貼っている。臨時休業している店もあれば、予約のみの受付や、時間短縮の店もある。ビルに入った人にはわかりやすい。

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6丁目方面に向かうと、銀座東武ホテルがあるが、中のレストランは朝食専用にして、昼、夜は営業を止めている。また、ホテルの中のアパレル店は休業している。その近くにある時計店は、国の「宣言」を利用して改装工事に乗り出している。

とにかく、今、銀座で普通に営業しているのは、コンビニとドラッグストアぐらいと思えるほど、この2業種は、どこでも営業している。そう思ってみていると、7丁目ではホテルの1階に出店したコンビニ2店が目と鼻の先で競合していた。

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さらに、「9丁目」の銀座ナイン方面に行くと、ドンキホーテとハナマサがいつもの通り、営業していたし、入店客もかなりの数だった。ドンキは入り口近くにマスクを1枚298円(税別)と少し高めに売っていた。ハナマサは夕方になると、近くの料理屋のスタッフが着物のまま買い物に来るのが普通になっていたが、休業している店が多いせいか、この日はそうした職人はまったくいなかった。

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小さな店の場合、豊洲市場に行くよりも、すでにさばいて半身などにしてあり、その後の調理を考えると、楽だし、量的に丸ごと1匹買うよりも効率的なのだろう。しかし、そうした需要がまったくなくなっていることが、夕方にハナマサに来ると感じられる。

そこから新橋方面に向かうと、金券ショップが外に「マスクあります」という看板を出しており、ちょっと笑えた。今や中国から日本にマスクが大量に入っており、中国の製造元にメールで発注すれば、大量に販売してくれるので、どこでも販売できるようになってしまった。しかも、中国側の売値は安いにもかかわらず、この店では1箱50枚入りで4500円としており、相当、もうかるのだろう。ネットで転売しているわけではないので、法的な問題もない。この値段で買う人がどれだけいるかだ。

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金券ショップの隣は佃煮の老舗「新橋玉木屋」、さらに隣は「ドトールコーヒー」といずれも営業している。近くの「うどん店」も時間短縮しながら営業している。また、土橋から新橋駅に向かう通りの小さな店はほとんどが営業しているのはすごい。新橋の方が銀座よりも歩く人も多く、それだけ店の利用者も多いのだろうか。

そこから外堀通りを数寄屋橋方面に向かうと、この通りは高級クラブが入っている「丸源ビル」が目立つ。途中の8丁目に庶民的な「つばき食堂」とラーメンの「銀八商店」が軒を並べており、いずれも営業している。途中から並木通りに入ると、ルイ・ヴィトンジャパンが発注している7丁目の「Nプロジェクト」(8階建て、旧北海道新聞社銀座ビル)の工事が止まっている。

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建設会社が清水建設で、ほかの工事で感染者が出てしまい、しかもその1人が亡くなるという痛ましい状況に直面して、清水はすべての工事を中断した。その影響を受ける形で、「Nプロジェクト」も中断している。本来は今年11月に完成予定なのだが、感染状況が変わらないと、完成時期は先延ばしになるだろう。

そのまま中央通りに出て、「ギンザシックス」を見ると、前を歩く人もほとんどいない。この建物の前は、普段なら、中国の旅行者が大勢歩いていて、聞こえてくるのは中国語ばかりという、銀座にいて異国情緒を味わえるという場所なのだが、今は中国人に限らず、日本人さえほとんど歩いていない。それは毎日、撮影している4丁目交差点にある銀座三越と和光の前の風景も同じで、ガランとしている。

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そろそろ気になるのが「宣言」の期限とされている5月6日以降も、もし延長されると、それに応じる形で休業を続けるのだろうか、ということだ。それとも、百貨店のように営業自粛要請対象に入っていない業種は営業を再開するのだろうか(「宣言」は緊急事態宣言が出された後の銀座と周辺の風景を随時、掲載します。また宣言は4月7日深夜に発令されましたが、実際に影響を及ぼしたのは8日朝からなので、8日を「初日」としています)。

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銀座5丁目のコーヒー店。営業時間は短縮しているが、普通に営業している。

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同じビルにあるエステサロンとヘアーサロン(美容室)。いずれもビルの階上にあり、入り口にPR用のボードを出して、営業していることを歩行者に知らせている。

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ビーノ銀座ビルは旧銀座松坂屋の別館の再開発で、マツモトキヨシなど11店舗が入店している。1階にはそれらの店のPR用のボードが飾られているが、その上に休業とか、予約のみとかのお知らせが貼られている。

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銀座東武ホテルの中のレストランは朝食専用にして、昼、夜は営業を止めている。

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時計店は、国の「宣言」を利用して改装工事に乗り出している。

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2カ所のホテルのそれぞれ1階に出店しているコンビニ2店。目と鼻の先に競合店があるわけで、ここまで距離が近い出店は珍しい。

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新橋1丁目の金券ショップ。マスクが1箱50枚4500円で売られている。

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7丁目の工事が中断されている「Nプロジェクト」。清水建設がほかの現場で感染者を出して、死亡者も出るという痛ましい出来事により、すべての工事を中断した。

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前を歩く人がほとんどいない「ギンザシックス(GINZA SIX)」。

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4丁目交差点に面している銀座三越(右)と和光。相変わらず、歩行者がその前で立ち止まることはない。

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