東宝4月映画、99%減の1億円、コロナで映画館休業、作品も公開延期

【銀座新聞ニュース=2020年5月19日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)はこのほど、4月の映画営業部門興行成績(速報ベース)が前年同月比98.7%減の1億3887万円と、興行収入がわずか1億円程度にとどまったと発表した。

「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」((C)2020 映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会)。

4月7日に発動された「緊急事態宣言」を受けて、4月18日から全館休業していることや、新作がすべて公開延期となっていることから、4月前半だけの興行収入となった。2月が同42.6%減、3月が同80.6%減と急減しており、4月は99%もの減収だった。

一方、トーホー(TOHO)シネマズ、関西共栄興行、スバル興業という連結3社と東京楽天地、オーエスの持分法適用2社を合わせた5社ベースの東宝グループの映画館(695スクリーン)の4月の入場料収入は4月18日から全館が休業している影響もあって、同96.9%減の1億9783万円だった。トーホーシネマズ直営館の入場料収入と東宝グループの入場人員を公表するのを止めている。

公開中の映画は、新作がすべて延期されたことから、3月20日公開の「弥生、三月 君を愛した30年」、3月13日公開の「貴族降臨‐プリンス・オブ・レジェンド(PRINCE OF LEGEND)」、2月21日公開の「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」と4月上旬で上映を打ち切った、2月7日公開の「ヲタクに恋は難しい」の4作にとどまった。

興行通信社の映画興行ランキングでは、4月は4日、5日の週と11日、12日の週のみが公表され、18日、19日の週から「ランキング集計対象館が減少した」ことにより、公表をやめている。

4月4日、5日の週は「弥生、三月 君を愛した30年」が3週目で7位と、トップ10入りは前の週より1本減って1本だった。

4月11日、12日の週は「弥生、三月 君を愛した30年」が4週目で7位、「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」が8週目で前週の11位から9位に上昇し、トップ10入りは前の週より1本増えて2本だった。

東宝の配給作品で、これまでに公開を延期された作品は「映画しまじろう しまじろうとそらとぶふね」(2月28日公開予定、2021年春頃に延期)、「映画ドラえもん のび太の新恐竜」(3月6日公開を8月7日公開に延期)、「僕たちの嘘と真実 ドキュメンタリー・オブ(Documentary of)欅坂46」(4月3日公開予定)、「名探偵コナン 緋色の弾丸」(4月17日公開予定)、「映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」(4月24日公開予定)、「糸」(4月24日公開予定)。

「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(5月1日公開予定)、「映像研には手を出すな!」(5月15日公開予定)、「燃えよ剣」(5月22日公開予定)、「思い、思われ、ふり、ふられ」(5月29日公開予定)、「奥様は、取り扱い注意」(6月5日公開予定)、「ヒノマルソウル‐舞台裏の英雄たち」(6月19日公開予定)、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(6月27日公開予定)、「劇場版ポケットモンスター ココ」(7月10日公開予定)、「スタンド・バイ・ミー(STAND BY ME)ドラえもん 2」(8月7日公開予定)。

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