大丸松坂屋画廊で蟹江杏展、陽だまりの中にいる感覚

【銀座新聞ニュース=2020年6月4日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は6月4日から10日まで蟹江杏さんによる「新作展-万物への眼差し」を開く。

大丸松坂屋百貨店のギャラリー「アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)」で6月4日から10日まで開かれる蟹江杏さんの個展に展示される作品「うたえ、ほえろ」。

版画家の蟹江杏(かにえ・あんず)さんは、人、動物、自然、子どもたち、すべての物に対して、「独特の鋭い角度から物事を捉え」、さらに「そこにある喜びも怒りも悲しみも、彼女の内でまるで月明かりのように静かにあたたかくすべてを包み込」んでいる。

「強くしなやかに描かれた線。圧倒的に鮮やかであるのに、どこか儚(はかな)げな色彩。それはまるで心地よい陽だまりの中にいるような感覚と同時にペーソスを誘う」という蟹江杏さんが新作を展示する。

蟹江杏さんは東京都生まれ、自由の森学園を卒業、英国・ロンドンにて版画を学び、2011年以降、NPO法人「3.11こども文庫」理事長を務めている。また、福島県相馬市に絵本専門文庫「にじ文庫」を設立し、相馬市の「LVMHこどもアートメゾン」でのアートワークショップをプロデュースした。。これまでの活動実績から「SDGs JAPAN」と連携し、アートやアーティストとSDGs(持続可能な開発目標)、各NPO(特定非営利活動法人)、NGO(非政府組織)とアートをつなぐ役割を務めている。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。入場は無料。