東宝グループの5月映画館、99%減の5913万円、15日から順次再開も

【銀座新聞ニュース=2020年6月24日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は6月23日、東宝グループの映画館(695スクリーン)の5月の入場料収入が前年同月比99.1%減の5913万円だったと発表した。

東宝グループの映画館で5月に上映された、アメリカの第92回アカデミー賞で外国語映画として初めて作品賞を受賞した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」((C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED)。

トーホー(TOHO)シネマズ、関西共栄興行、スバル興業という連結3社と東京楽天地、オーエスの持分法適用2社を合わせた5社ベースの東宝グループの映画館(695スクリーン)の入場料収入は、従来は東宝本体の映画営業部門興行成績(速報ベース)の公表前に発表されていたが、今回は5月14日まで全館が営業休止、15日から21日に11館が再開、22日から24日が36館、25日から28日が37館、29日から31日が48館と順次再開した。このため、集計が遅れた。

東宝本体の5月の映画営業部門興行成績(速報ベース)は同99.4%減の6896万円と、興行収入が1億円を割った。4月の映画営業部門興行成績(入場料収入)は東宝本体が前年同月比98.7%減の1億3887万円、東宝グループが同96.9%減の1億9783万円といずれも1億円を超えていた。