北の家族銀座等で、「トゲズワイガニ」食べ放題

【銀座新聞ニュース=2020年7月24日】2019年11月にカフェ・カンパニー(渋谷区神宮前5-27-8)とsubLime(新宿区西新宿7-22-43)が経営統合して誕生したGYRO HOLDINGS(新宿区西新宿7-22-43、新宿JECビル)傘下のsubLime(新宿区西新宿7-22-43、新宿JECビル、03-5937-3772)グループで、「北の家族」などレストラン、居酒屋などを運営する「パートナーズダイニング」(新宿区西新宿7-22-43、新宿JECビル、03-5332-6231)は7月23日から8月20日まで「北の家族はなれ銀座本店」(旧有楽町本店、千代田区有楽町2-1-7、03-6205-8887)で「かに食べ放題」を開く。

7月21日から8月20日まで「北の家族」で提供する「かに食べ放題」のフライヤー。「はなれ銀座本店」は7月23日から営業を再開する。

「北の家族」のほかの店では7月21日から実施するが、「はなれ銀座本店」(旧有楽町本店)は23日から店舗名を変更して営業を再開するので、23日から実施する。

トゲズワイガニのセクションを使ったカニ食べ放題で、60分1980円(税別)で提供する。「セクション」は、甲羅を除いた肩から足の部分をいう。単にカニを食べるだけでなく、カニの身を「出汁巻き玉子」(680円)や「ねぎとろ巻き」(480円)、「海鮮塩焼きそば」(680円)に乗せて味わうこともできる。

門永(かどなが)水産によると、「トゲズワイガニ」はズワイガニ(山陰地方では「松葉ガニ」、北陸地方では「越前ガニ」)の仲間で、アリューシャン列島の北側、水深2522メートルから採集され、1924年に登録された。カムチャッカ半島の東からアリューシャン列島沿い、およびアラスカ半島からアメリカのオレゴン州までの1000メートルよりも深いところに分布しているが、仙台沖の水深120メートル、礼文島西の400メートル、樺太東岸の600メートルからも採集されている。

アメリカが1990年前半に漁獲したことがあるが、年間漁獲量は1000トン以下で、最近では、アメリカとカナダがそれぞれの海域で資源調査を行っているものの、漁業は行われていないという。

北の家族はなれ銀座本店は有楽町本店として2018年12月10日に有楽町駅と新橋駅を結ぶJRの高架下にオープンした、「居酒屋 北の家族」のリブランディング店舗1号店としている。函館港などから直送される魚介、道産の肉や旬の野菜でつくったメニューを楽しめ、料理人が炭火の燃える炉端で丸ごと1本の鮮魚を皮目はパリッと中はふっくら焼き上げる「原始焼き」、イクラや甘エビ、北海道産の魚介など日替わりで提供する刺身、北海道の食材を詰め込んだ石狩鍋が3大名物という。

パートナーズダイニングでは新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月6日から休業し、グループ店50店舗の内、15店舗を閉店し、33店舗を5月7日から順次再開し(ほかは休業を継続)、「有楽町本店」は「はなれ銀座本店」と店舗名を変更して、もっとも遅い7月23日から営業再開する。今回の「カニ食べ放題」は「北の家族」11店舗と「キタ酒場」と「四季菜々」それそれ1店舗ずつの全13店舗で実施している。

はなれ銀座本店の営業時間は平日が17時(土・日曜日、祝日16時)から23時30分(日曜日、祝日22時30分)。ただし、閉店時間は店舗の確認を。