大丸松坂屋画廊で小柳景義「小世界と武者絵」展

【銀座新聞ニュース=2020年8月5日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は8月6日から12日まで小柳景義さんによる個展「小人物小世界」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)」で8月12日まで開かれる小柳景義さんの個展「小人物小世界」に出品される「猫視耽々(ねこしたんたん)-ししゃも」。武将がししゃもに乗って猫と対峙している。

東京芸術大学デザイン科教育研究助手の小柳景義(こやなぎ・かげよし)さんが果物や野菜、招き猫などを舞台にした小さな世界を描いた作品を展示する。また、今回は武田信玄(たけだ・しんげん、1521-1573)、上杉謙信(うえすぎ・けんしん、1530-1578)、豊臣秀吉(とよとみ・ひでよし、1537-1598)らの戦国時代の武将を描いた「武者絵」、迫力ある「鯨」の作品なども紹介する。

小柳景義さんは「主に小人物たちを絵の中に登場させ、それぞれの場面で活動を展開している内容となっています。果物、野菜、干物であったりとモチーフの雰囲気を感じ取りながら絵を構成」している。これらの作品の世界観については「幼少期に特撮ジオラマや鉄道ジオラマの本を読み込んでいた影響」しているという。

同じく出品される武者絵の「甲斐の虎」。武田信玄を描いている。

「武者絵」については、「単に戦国時代が好きですので描きたくなる衝動を抑えられずついつい描いてしまった」という。ただ、「現代版武者絵の多くがやたらと綺麗に美男に表現されていることに、以前からなんともいえない気持ちを持っていて、それに抗(あらが)って、それぞれの表情を描」いている。

小柳景義さんは1983年茨城県生まれ、2010年に東京芸術大学美術学部デザイン科を卒業、卒業時に卒業・修了作品展に出品、卒業制作でメトロ財団文化賞、2012年に同大学大学院修士課程(中島千波研究室)を修了、修了時に卒業・修了作品展に出品、現在、東京芸術大学デザイン科教育研究助手。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。入場は無料。

コメントは受け付けていません。